IR誘致中止求め街頭活動 長崎で市民団体

「カジノ誘致中止」を訴えた署名活動=長崎市、鉄橋

 市民団体「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は23日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致中止を求め、長崎市中心部の鉄橋で街頭活動をした。
 IRを巡っては県や佐世保市がハウステンボス(HTB)への誘致を目指しており、県は2020年度の政府施策要望書で「IR区域認定」を重要項目に掲げている。一方、同ネットワークは「青少年の健全育成に悪影響を与え、ギャンブル依存症を助長する」などと反対している。
 参加者は約1時間、「カジノ誘致中止」を訴えるチラシを配布して署名活動を展開。賛否を問うシール投票にも取り組んだ。同ネットワークの新木幸次事務局長は「刑法で禁じられている賭博を行政が誘致するのはおかしい。10月末までに1万筆の署名を集め、県に提出したい」と話した。

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