5月26日にスポーツランドSUGOで行われた、全日本ロードレース選手権第3戦のJSB1000決勝レース2を終え、表彰台に登った高橋巧（Team HRC）、中須賀克行（YAMAHA FACTORY RACING TEAM）、野左根航汰（YAMAHA FACTORY RACING TEAM）がレース2の戦いを振り返った。
■高橋巧／Team HRC（レース2：優勝）
「レース2は気温も路面温度も上がって昨日とだいぶコンディションが違ったので、序盤に1分26秒台で数周できていなかったら正直厳しかったと思います」
「中須賀選手の終盤のペースアップもだいぶプレッシャーに感じて、転倒しそうになりながら残り1周で1分26秒台に入れました。正直、残りラップ数を見る余裕もなくて、終盤まで集中して走れましたが最後は本当に辛かったです」
■中須賀克行／YAMAHA FACTORY RACING TEAM（レース2：2位）
「本当は巧選手の後ろにつけたかったのですが、スタートをミスして一馬選手、岩戸選手、水野選手、航汰に前へ出られてしまい、彼らを抜くのにも時間がかかってしまったので、予定とはだいぶ違ってしまいました。路面温度も予想通り高くなり、みんな厳しいなかで自分が最初に前へ出られればもう少し勝負できたと思います。悔いが残るレースになってしまいました」
「航汰をかわしたあとの終盤は、巧選手に楽なレースをさせたくなかったので、転倒しそうになりながらもタイムを上げました。負けはしましたが巧選手にプレッシャーを与えられたと思います」
「前半戦はSUGOで終わり、インターバル、鈴鹿8耐を挟んで後半戦が始まります。ファンはこんな展開を望んでいないと思うので、HY戦争がしっかりできるように後半戦に向けてバイクを作っていきたいです」
■野左根航汰／YAMAHA FACTORY RACING TEAM（レース2：3位）
「レース1と比べ、（レース2を）終えた後の中須賀選手とのギャップが開いてしまったので、率直に悔しいです」
「自分もスタートがうまくいかず、1コーナー、2コーナーの位置取りも悪かったので、挽回しきれませんでした。そこで焦ってしまい、1周目に水野選手との接触もあって遅れてしまった部分があります。そのあとは一度冷静になって、一台ずつ挽回していきました」
「中盤までは1分26秒台で周回したかったのですが、1分27秒前半で周回するのがやっとでした。中須賀選手が仕掛けてくることもわかっていたので、仕掛けられてもやり返せるようにと必死に食らいついていました」
「（中須賀にかわされたあと）中盤まではついていけると思ったのですが、後半は中須賀選手がペースアップして、自分も最後の力を振り絞ってシケインに飛び込んだのですが止まりきれず、差が開いてしまいました。そこから挽回できればもう少しよかったと思うのですが、さらに離されてしまったので反省点です」
