「非核・平和フォーラム」30日から韓国で開催 長崎県原水協が概要発表

 原水爆禁止県協議会(県原水協)は27日、長崎市役所で会見し、韓国・ソウルで30日から2日間にわたり開催される「非核・平和のための日韓国際フォーラム」の概要を発表した。
 朝鮮半島、北東アジアの非核化や平和の実現に向けて、日韓の市民社会の交流を深めることが目的。日本側からは、原水爆禁止日本協議会(原水協)などが主催者として参加する。約200人規模のフォーラムになる見込み。
 30日は、参加者が現在の日韓関係の課題について話し合ったり、日韓の被爆者が交流したりする分科会を開催。31日の閉会総会では、日韓の共同声明を発表する。
 県内からは西彼長与町の被爆者、長野靖男さん(76)ら3人が参加。韓国の国会議員のほか、米国、フィリピンの平和活動家も出席する。
 県原水協の佐藤澄人事務局長は「非核化や平和の実現に向け、市民社会で何ができるかを交流を通して考えていきたい」と話した。

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