トロロッソ・ホンダ代表「クビアトはフェラーリで経験を積んで成長した」と称賛。技術面での理解も評価

 トロロッソ・ホンダのチーム代表を務めるフランツ・トストは、ダニール・クビアトがレースから離れていた間に成長を遂げ、また技術的知識も獲得したと述べている。

 クビアトは、2017年シーズンが終わる前にトロロッソから放出されたが、2019年の初めにレッドブルに復帰。再びトロロッソのドライバーとしてF1を戦っている。

 2018年はフェラーリのシミュレータードライバーを務めていたクビアトだが、トストによると、フェラーリでの経験が彼を人間的に成長させたのだという。

「今のダニールは、はるかに経験値が上がっている」とトストは語った。

「彼は大いに成熟していて、技術面に関してもとてもよく理解している」

「ご存知の通り、昨年彼はフェラーリでシミュレータードライバーとして仕事をした。彼はそこで多くのことを学び、そうしたすべての経験が合わさったことで、現在素晴らしいパフォーマンスを見せているのだと思う」

 先週末のF1第7戦カナダGPでは、トロロッソ・ホンダの結果がチームの期待を下回った一方で、トストはクビアトの10位に入賞した走りについて、次のように述べた。

「ダニールは素晴らしいレースをした。スタートでは、ペレスから自分のポジションをよく守った。そしてレース終盤に向かうにつれて、パフォーマンスを向上させることができたので、他のドライバーを抜き、ポイントを獲得することができたのだ」

「わたしはこの結果が現時点で達成できる最高のものだったと考えている。だからこそ我々はすべてのデータを分析し、他のチームと比較して、カナダではどこが弱かったのかということを理解する必要がある。それは今後のレースでより強固なパフォーマンスを発揮して、2台のマシンをポイント圏内でフィニッシュさせるためだ」

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