鼻骨折のシャーザーが快投 ナショナルズWヘッダー連勝

第1試合【フィリーズ2-6ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク
第2試合【フィリーズ0-2ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

前日の試合が雨天順延となったためダブルヘッダーで行われたフィリーズ対ナショナルズの同地区対決は、バント練習中に鼻を骨折するアクシデントに見舞われたマックス・シャーザーの快投もあり、ナショナルズが連勝を収めた。自軍が第1試合を制したあと、第2試合に先発したシャーザーは、三者凡退のイニングが1度だけと決して本調子ではなかったものの、複数の走者を許したイニングは1度もなし。最終イニングとなった7回表は、先頭のセザー・ヘルナンデスに二塁打を許したが、後続を三者三振に仕留め、今季6度目の2ケタ奪三振を達成した。ナ・リーグ東部地区3位のナショナルズはこれで3連勝。2位フィリーズとのゲーム差は4に縮まった。

第1試合は、ナショナルズ先発のパトリック・コービンが7回101球を投げてフィリーズ打線をスコット・キンガリーの9号ソロによる1点のみに抑える好投。1点を先制された直後の1回裏にフアン・ソトのタイムリーで同点とし、4回裏にはヘラルド・パーラが勝ち越しのタイムリー二塁打を放ち、その後もブライアン・ドージャーのタイムリー二塁打と11号2ラン、パーラの5号ソロで加点した。コービンは7回4安打1失点の好投で今季6勝目(5敗)をマーク。フィリーズ先発のザック・エフリンは6回5安打3失点(自責点2)と試合を作ったものの、今季7敗目(6勝)を喫した。

続く第2試合は、シャーザーが7回4安打無失点の快投で今季6勝目(5敗)をマーク。第1試合で2安打3打点の活躍を見せたドージャーが2回裏に先制の12号ソロを放ち、8回裏にはビクトル・ロブレスが10号ソロを左中間へ叩き込んだ。フィリーズは打線がわずか4安打に封じられて完封負け。先発のジェイク・アリエタは6回2安打1失点と好投するも、打線の援護がなく、今季6敗目(6勝)を喫した。

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