【MLB】低迷メッツで珍騒動 番記者の「また明日」の挨拶が内紛に発展「驚きました」

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番記者と口論になったメッツのキャラウェイ監督(左)とバルガス【写真:AP】

継投失敗で逆転負け、番記者がキャラウェイ監督、左腕バルガスと口論「ただまた明日と言っただけ」

■カブス 5-3 メッツ(日本時間24日・シカゴ)

 ナ・リーグ東地区4位と低迷しているメッツで前代未聞の“内紛”が起きた。23日(日本時間24日)の敵地・カブス戦での敗戦後、ミッキー・キャラウェイ監督が地元紙「ニューズデイ」のメッツ番記者、ティム・ヒーリー記者と口論に。指揮官は球団広報部に番記者をクラブハウスから追い出すように頼んだという。MLB公式サイトなど米複数メディアが伝えている。

 そのメッツ番記者はベテラン左腕バルガス投手とも口論となり、ゴメス、シンダーガードに制止されたという。この“お家騒動”のきっかけは、番記者のいつもの挨拶だった。ヒーリー記者は敗戦の取材後、監督室から出てきたキャラウェイ監督へ「また明日、ミッキー」と声をかけたという。これが逆鱗に触れたようだ。ヒーリー記者は地元紙「ニューズデイ」の記事でこう振り返っている。

「キャラウェイ監督は『思い上がるな』、『敗戦後は嫌な気分になることは分かるよね』というようなことを言いました。私は『特に意味はなく、ただまた明日と言っただけだ』と伝えようとしました。そしたら、監督は『彼をここから追い出してくれ』と。それがジェイソン・バルガスの注意を引きました」

 バルガスはロッカールーム内で移動のためにユニホームから着替えている最中。しばらくすると、ヒーリー記者へ近づき「ここでノックアウトするぞ」と脅してきたという。広報担当者、シンダーガードとゴメスが制止したため、大きな揉め事には発展しなかったが、ヒーリー記者は記事で「驚きました。そして、バルガス、キャラウェイ、イーサンに『特に意味はなかったんです』と伝えようとしました。敵対的に解釈されてしまったのかもしれません。全くそのつもりはありませんでした」と振り返っている。

 この日のカブス戦では昨季のサイ・ヤング賞右腕、デグロムが6回8安打2失点と試合を作り、キャラウェイ監督は1点リードの7回から21日(同22日)に2イニング17球を投げていたルーゴを投入。しかし、イニングをまたいだ8回1死一、二塁からバエスに逆転3ランを浴びて、そのまま敗れた。チームは地区首位のブレーブスと9ゲーム差。そのイライラがキャラウェイ監督やバルガスの火種となったに違いない。

 この騒動後、ヒーリー記者はジェフ・ウィルポン最高執行責任者(COO)から電話を受けた。同記者は、記事で「球団を代表して謝罪を受けました。彼は私が球場で安心して仕事ができるはずだと強調しました。そのような配慮に感謝します」と綴っている。前代未聞のお家騒動。15年にリーグ優勝したメッツだが、なかなか浮上の光は見えてこなさそうだ。(Full-Count編集部)