今月18歳で日本代表デビューした久保建英がコパ・アメリカでも輝いた。
かつてない巨大な才能の出現に日本中のサッカーファンが歓喜していることだろう。しかし、彼と同じ2001年生まれには他にも大器たちがいる。
斉藤 光毅(横浜FC)
生年月日:2001年8月10日(17歳)
昨夏、17歳にして横浜FCとプロ契約を結んだアタッカーは、久保と同じく早くからその将来を嘱望されてきた。
既にJ2で2ゴールを記録しており、4月に三浦知良と2トップを組んだ際にはJ史上最大「35歳差」として話題にもなった。
武器はそれこそメッシのような鋭いドリブルだが、それ以上に怯むことなく仕掛け続ける不屈のメンタリティが素晴らしい。またボールを呼び込む能力にも優れており、この年齢にして試合から消えないのも特徴だ。
先日閉幕したU-20ワールドカップにも飛び級で参加したが、イタリアとの3戦目で負傷し無念の離脱。しかし彼の才能は間違いなく世界のスカウトにインパクトを与えたはずだ。
小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)
生年月日:2001年1月23日(18歳)
酒井宏樹や中村航輔らを輩出した柏レイソルユースの“最高傑作”になる可能性を秘めたGK。
父親はナイジェリア人だが千葉で生まれ育った彼は小学生の頃から柏の下部組織に所属し、2018年1月にカタールで行われたアルカス国際カップで最優秀GKに選出された。
このアルカス杯は名門クラブのユースチームも集う大会で、この時の活躍をきっかけに18歳の誕生日を迎えた今年1月、ポルトガルの名門ベンフィカのBチームと契約を結んでいる。
身長191センチという長身に、バスケットボールの経験者だったという母親譲りの身体能力が魅力。1月生まれのため学年は久保より1つ上だが、将来のA代表候補の一人だろう。
松岡 大起(サガン鳥栖)
生年月日:2001年6月1日(18歳)
近年、成果を上げつつあるサガン鳥栖ユース出身のMF。ルイス・カレーラス前監督に見出され、今年のJ1第2節ヴィッセル神戸戦で17歳にして先発デビューを飾った。
カレーラス前監督には攻撃的なポジションで起用されたが本来は守備的MFで、憧れの選手にルカ・モドリッチやエンゴロ・カンテの名前を挙げている。
今年のトゥーロン国際大会では飛び級で招集され2試合の出場に止まったものの、ボランチで先発起用されたポルトガル戦では、カンテのような広大なプレーエリアと的確なポジショニングからの左右への展開力で大器の片鱗を見せた。
【関連記事】日本代表、コパ・アメリカの“ガチバトル”で評価を「爆上げ」した5名
今年のU-20ワールドカップに選ばれなかったのが不思議なほど。自身も目標と公言する来年の東京五輪メンバー入りも夢ではないだろう。