島原鉄道 10月に値上げ 鉄道とバス、消費増税で

 島原鉄道(長崎県島原市)は8日、消費税増税に伴い、鉄道と乗り合いバスについて10月1日から運賃を引き上げる方針を明らかにした。乗り合いバスの初乗り運賃は現行の140円から150円になる。鉄道とバスの値上げは2014年の消費税増税時の改定以来5年半ぶり。

 値上げについて、同日までに国に認可申請した。鉄道とバスの各種フリー乗車券、65歳以上対象のシルバー割引定期券などは運賃を据え置く。フェリーの改定は見送る。

 改定後運賃(大人片道)を見ると、鉄道は諫早と結ぶ主な区間では▽吾妻680円(現行670円)▽島原1460円(同1430円)となる。1カ月の通勤定期の場合は▽吾妻2万8360円(同2万7840円)▽島原5万8230円(同5万7170円)。

 乗り合いバスは、島原駅前と結ぶ主な区間では▽有明庁舎前370円(同360円)▽雲仙850円(同830円)など。

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