ドライバーでも36%しか知らない? バッテリーに対する興味の薄さ浮き彫りに

バッテリー上がり

GfKジャパン調べ「自動車用バッテリーに対する意識・購買行動調査」

GfKジャパンは全国のドライバー約1万7100名に対し自動車用バッテリーに対する意識や購買行動に関するインターネット調査を実施し、その結果を発表した。

バッテリーについて、あなたはどこまで意識している?

GfKジャパン調べ:自動車用バッテリーの購買行動調査 保有車の適合バッテリーサイズ認知率

適合バッテリーサイズを知らない人が64%!

全国のドライバーに自身が保有する自動車の適合バッテリーサイズを把握しているかを聞いたところ36%が「知っている」、64%が「知らない」と回答した。把握している割合が4割に満たなかったことから、カーバッテリーに対するドライバーの知識や関心のある層は限定的といえる。

男女別にみると男性では「知っている」と回答した割合が42%にのぼった一方で女性では18%にとどまった。

バッテリーが上がった際の対処法は2通り!

過去にバッテリーが上がった経験を持つドライバーの割合は64%と、2015年の前回調査から大きな変化はみられなかった。

バッテリー上がりの原因としては「バッテリーが劣化していたから」が最も多く、「電装品(ハザードランプ、室内灯など)を消し忘れたから」「車をしばらく使わなかったから」が続き、その時の主な解決法は「知人の自動車にブースターケーブルをつないだ」と「ロードサービスを依頼した」に二分された。

バッテリー交換のきっかけは受動的な人が多い

GfKジャパン調べ:自動車用バッテリーの購買行動調査 バッテリー購入する際参考にした情報源

過去3年以内にバッテリーを交換したドライバーに対し、そのきっかけを調査したところ「バッテリーが上がってしまったから」が22%と最も多く、次いで「定期点検で交換を勧められたから」が21%と受動的にバッテリー交換の検討に至るケースが多いと考えられる。

インターネットで購入する人

こうした中、インターネットでバッテリーを購入したドライバーに絞ると、交換のきっかけとして「前回の交換から一定の期間が経ったから」が31%と最も大きな割合を占めた。インターネットで購入したバッテリーについて79%が「自身で交換した」と回答していることから、自身で交換サイクルを定めてその時期が来たら交換をするというバッテリー交換への関心の高さや能動的な態度が見て取れた。

店頭で購入する人

またバッテリー購入に際し参考にした情報源として最も多く挙げられたのが「店員の勧め」で他の選択肢を大きく上回り39%となった。店頭での購入者に絞るとこの割合は50%に達した。店頭で購入したバッテリーについてその商品を選んだ理由を聞いたところ、「価格が安いから」「信頼できるメーカー・ブランドだから」という回答も多くみられたものの、「スタッフに勧められたから」が最も多く34%であった。多くのドライバーが店舗スタッフの商品知識や説明を頼りにバッテリーを検討し、購入に至っていることがうかがえる。

購入する場所でバッテリーに対する意識が違う

一方、インターネットでの購入者の51%が「価格比較サイト/インターネットショッピングサイト」を参考にした情報源として挙げた。この結果から、店頭・インターネットの購入経路によってバッテリーの購入者像は大きく異なることが明らかになった。

調査概要

■期間:2018年8月20日~同年9月2日(計14日間)

■対象:自動車保有者 1万7133名(ノンウェイト集計)

■方法:インターネット調査

※GfKジャパン調べ

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