古巣に復帰して「大失敗」になった6名のスター選手

『FourFourTwo』は10日、「かつて所属していたクラブに戻ったものの、大失敗に終わってしまった選手たち」という記事を掲載した。

ディディエ・ドログバやティエリ・アンリ、そしてポール・ポグバやネマニャ・マティッチ。古巣に復帰して再び活躍した選手は数多いが、その逆も…。果たして今夏ガンバ大阪に2度目の復帰をした宇佐美貴史はどうなるのだろうか?

ファビオ・カンナヴァーロ(2009年)

2006年にイタリアをワールドカップ優勝に導きバロンドールも受賞したキャプテンは、ユヴェントスの降格処分を受けてレアル・マドリーへと移籍していった。

スペインでは彼一人で守らなければならないようなチームで奮闘したものの、徐々にかつてのカンナヴァーロではなくなっていった。2009年にユヴェントスへと復帰したが、インパクトを残せず1年でUAEへと去っている。

ジエゴ・コスタ(2017年)

ディエゴ・シメオネ監督の下で、悪童ジエゴ・コスタは相手にとって本当に嫌なストライカーに成長した。ゴールを奪うためなら何でもする、その迫力と勢いは世界でも類を見ない選手だった。

チェルシーに移籍した後もチームを優勝に導くなど活躍を見せたが、アントニオ・コンテ監督との間にトラブルを抱えてしまい、追われるようにチームを去ることに…。

アトレティコに復帰した後も、クラブの補強禁止処分で半年間出場できない状況に陥るという不運も。結果的にまだうまく行かない状況が続いている。

ジャーメイン・デフォー(2017年)

ウェストハムでキャリアを始めたデフォー。デビューしてから間もなく、18歳で3部リーグのボーンマスへと貸し出され、シーズン18ゴールを決めるという大活躍を見せた。

そして彼がそのクラブに戻ったのは2017年。サンダーランドの2部降格で退団した後、17年ぶりに復帰したのだ。

しかしながらプレミアリーグを戦うボーンマスの中でデフォーは苦戦。1年半所属したが4ゴールのみに終わり、昨季からはグラスゴー・レンジャーズに貸し出されている。

ロビー・ファウラー(2006年)

リヴァプールで伝説の男となったファウラー。9シーズンで171ゴールを決め、アンフィールドで「ゴッド」と称された。しかし、後に現れたエミール・ヘスキー&マイケル・オーウェンのコンビが彼を追い出した。

そして彼はリーズ・ユナイテッドへと移籍し、さらにマンチェスター・シティでプレーするが、2006年に愛するリヴァプールへと復帰した。

ただ、その姿はもはやかつてのファウラーではなかった。2シーズンで12ゴールを決めたものの、リヴァプールのレベルで必要とされるパフォーマンスは期待できなかった。

ジョーイ・バートン(2017年)

イングランドサッカー界最高の悪童として知られるバートン兄貴。とはいえピッチ上では素晴らしいプレーも見せるセンターハーフだった。

2015年にQPRを去ったあと、彼は2部のバーンリーへと移籍。そのシーズンで年間ベストイレブンに選ばれるなど大活躍し、チームをプレミア昇格に導いた。

その後グラスゴー・レンジャーズに加入するも、僅か4ヶ月で問題行動を起こして解雇に。フリーになった彼は1月にバーンリーへ復帰したが、ギャンブルでの違反行為が明らかになり、18ヶ月間もの出場停止を受けてしまった。結局それがキャリアの最後に…。

ジョー・コール(2013年)

ジョー・コールは間違いなくイングランドサッカー界のアイドルであった。ウェストハムで若くしてデビューを果たし、マイケル・キャリックらと共に大きな活躍を見せた。

2003年にチェルシーへと移籍した後、彼はリヴァプール、リールを経て2013年にウェストハムへと戻った。ただ多くの怪我を抱えた彼は、プレミアリーグでフル稼働するにはすでに厳しい状態になっていた。

アストン・ヴィラやコヴェントリーを経て引退した彼は、ウェストハムではなくチェルシーで指導者としてのキャリアをスタートさせている。

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