カブスが接戦制す ダルビッシュ好投も3勝目ならず

【パイレーツ3-4カブス】@リグリー・フィールド

パイレーツ先発のクリス・アーチャーとカブス先発のダルビッシュ有による投手戦が展開された一戦は、カブスが7回裏に3点を先制するも、直後の8回表にパイレーツはスターリング・マーテイが13号同点3ラン。しかし、カブスは8回裏にジェイソン・ヘイワードのタイムリーで勝ち越しに成功し、このリードを6番手のクレイグ・キンブレルが守り抜いた。ダルビッシュは6回94球を投げて被安打2、奪三振8、与四球1、無失点という見事なピッチングを見せたものの、6回裏の攻撃で代打を送られ、今季3勝目はならず。5番手のランディ・ロサリオが今季初勝利(0敗)、キンブレルが今季3セーブ目をマークし、パイレーツ3番手のカイル・クリックは今季5敗目(3勝)となった。

ブライアン・レイノルズとスターリング・マーテイを連続三振に仕留めるなど、三者凡退の好スタートとなったダルビッシュは、5回表一死からメルキー・カブレラにヒットを許すまでパーフェクト投球を継続。6回表は先頭のジェイコブ・ストーリングスにヒットを許し、二死二塁となったあと、レイノルズに四球を与えたが、マーテイをショートフライに打ち取って無失点で切り抜けた。両軍無得点で迎えた6回裏に代打を送られ、降板となったが、6回2安打無失点の快投でチームの勝利に貢献。無失点ピッチングは今季初であり、防御率は4.72まで改善された。日本時間4月28日のダイヤモンドバックス戦で今季2勝目をマークして以降、白星に見放されているものの、この試合のようなピッチングを続けていけば、おのずと白星もついてくるはずだ。

© MLB Advanced Media, LP.