メクル第382号 伝統漁「すくい」を体験 南島原・飯野小と布津小

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伝統漁法の「すくい」を体験する児童=大崎海岸

 南島原市布津(ふつ)町の市立飯野(いいの)小(竹下伸吾(たけしたしんご)校長)と同布津小(林興一郎(はやしこういちろう)校長)の児童、保護(ほご)者ら約400人がこのほど、近くの大崎(おおさき)海岸で、潮(しお)の干満(かんまん)を利用した伝統(でんとう)漁法「すくい」を体験しました。
 すくい漁は、干満の差が大きい海岸に石を積み上げて約20メートル四方の囲いを作り、引き潮の時に逃(に)げ遅(おく)れた魚を捕(と)る漁法。島原半島にはかつて、すくい漁を行う場所が200カ所以上あったそうですが、現在(げんざい)は布津を含(ふく)め3カ所しかないそうです。
 子どもたちは網(あみ)やバケツを手に海に入り、タコやシロザメ、タイなどを捕(つか)まえました。海岸清掃(せいそう)をしたり、そうめん流しを楽しんだりして、古里の海を愛する気持ちをはぐくみました。
 布津小6年の成瀬千鶴(なるせちづる)さん(12)は「魚を4匹(ひき)捕まえた。岩の間に逃げるので、難(むずか)しかった。ウニはトゲがあるので捕れませんでした」と笑顔で話していました。