酒井宏樹よりもいいの?トッテナムが検討すべき5名の右SB

キーラン・トリッピアがアトレティコ・マドリーに移籍してしまったトッテナム・ホットスパー。さらにセルジュ・オーリエの売却も可能性があると言われており、サイドバックの強化は急務だ。

そのターゲットの一人と言われているのがマルセイユに所属している日本代表DF酒井宏樹で、メディアでも名前が頻繁に上がっている。

しかしそれ以外にも右サイドバックを任せるべき候補はいる。その5名とは誰なのか。『FourFourTwo』のセレクトを見ていこう。

デンゼル・ドゥムフリース(PSV)

昨季のエールディビジで4ゴール6アシストを決めたデンゼル・ドゥムフリースは、かつてプレミアリーグのクラブからかなり強い関心を受けていた。価格は2500万ポンド(およそ36.4億円)ほどになると言われている。

それはこの23歳に対してはそれほど高いと言えるものではない。素晴らしいスピード、空中戦での強さ、そしてドリブルでの持ち込み。守備では課題があるが、それを差し引いても素晴らしい選手だ。

オランダ代表では3バックにも適応しており、様々なシステムにおいて使える選手になっているのも間違いない。

ユースフ・アッタール(ニース)

リーグアンでのデビューシーズンに素晴らしい活躍を見せ、右サイドから6ゴールを決めたアルジェリア代表のアッタール。

サイドバックだけでなくウイングもこなす彼は素晴らしいドリブル能力を持っており、守備でもスピードを活かしたプレーができる。アシスト、ゴールの両面で活躍できるはずだ。

23歳と若いことも魅力だが、やや経験を欠いていることから「ギャンブル」にはなるだろう。それでもいい投資であることに疑問はない。

ニコラ・ミレンコヴィッチ(フィオレンティーナ)

フィオレンティーナは昨季かなり破滅的なシーズンとなり、残留争いに巻き込まれてしまった。それもあって、ミレンコヴィッチにはマンチェスター・ユナイテッドを含めたいくつかのクラブが接近しているという。

この21歳のサイドバックは、非常に試合をよく読めるタイプであり、落ち着いたプレーが可能だ。センターバックもこなす守備力があり、チームに安定感をもたらせる。

トッテナムはどちらかといえば攻撃的な選手を好むだろうが、ミレンコヴィッチは「異質」なオプションになる。センターバックのバックアップとしても重要な存在になるのでは?

リカルド・ペレイラ(レスター)

レスターは今季おそらくトップ6を狙えるチームを持っている。もちろんハリー・マグワイアをキープできればということになるが、放出しなければならない状況にもない。

その重要な部分を占めるのが右サイドの攻撃的なSBリカルド・ペレイラだ。ポルトでもプレーした彼は素晴らしいスピードを持っており、ポルトガル時代はウイングだったことを彷彿とさせる攻撃力がある。しかもタックル数までリーグ屈指であり、戦うことができる。

トッテナムはタングイ・エンドンベレを獲得したため資金は潤沢ではないだろうが、決して不可能なターゲットではない。

フアン・フォイス(トッテナム)

記事が「獲得すべき」ではないのは彼がいるからだ。すでにトッテナムはフォイスを手にしている。

彼は右サイドバックでトリッピアの代わりに使われたときになかなかのプレーをしたし、アルゼンチン代表でもそこで起用された。21歳の彼はそこに馴染めるポテンシャルがある。

もちろん忍耐は必要であるし、長期的にフィットさせていくプロジェクトになるだろう。ただ、それはポチェッティーノの「得意分野」ではないか。

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