高校生介護技術コン 平戸高に最優秀賞

高齢者役をいすに誘導する生徒=大村市幸町、シーハットおおむら

 県内の高校で福祉を学ぶ生徒たちが介護技術を競う「第7回県高校生介護技術コンテスト」(県高等学校・特別支援学校教育研究会福祉部会主催)が17日、大村市であり、最優秀賞に県立平戸高(吉永蓮さん、山口慈子さん、近藤佑馬さん)が輝いた。同校は8月22日に沖縄県である九州大会に県代表として出場する。
 適切な介護サービスを提供できる能力や、介護を受ける人への接し方を身に付けてもらうことが狙い。今年は県内9校が出場した。
 コンテストは各校3人(うち1人は補欠)のチームで実施。白内障で目が見えにくくなっている高齢女性の介助を想定した実技(制限時間7分)のほか、工夫した部分のアピールや質疑応答の内容を審査した。
 生徒たちは実技で、高齢女性役に声を掛けながら着替えを手伝い、足とつえを動かす順序を教えながら、ベッド近くのいすに誘導した。
 次点の優秀賞には県立大村城南高が選ばれた。

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