始球式とウグイス嬢の珍アルバイト 夢の時間に「ずっとふわふわしていて、夢みたい」

6月16日に開催された「パーソルDAY」で始球式投球権当選者による始球式と「ウグイスバイト」が実施された【写真:(C)PLM】

6月16日に行われたソフトバンク対DeNA戦で実施

 6月16日にヤフオクドームにて行われたソフトバンク対DeNAの「日本生命セ・パ交流戦」。パ・リーグオフィシャルスポンサーであるパーソルグループによる、冠協賛試合「パーソルDAY」が開催された。今回は、始球式投球権のプレゼントキャンペーン当選者による始球式と、パ・リーグ応援の「an超バイト」シリーズ企画の第3弾「ウグイスバイト」が実施された。

 今回始球式の座を射止めたのは、赤崎美和乃さん。始球式に登板できる権利がもらえるうえに、選手のサイン入りユニフォームと、1組2名の観戦チケットもプレゼントという、プレミアムチケットを見事ゲットした。今日の日を赤崎さん同様に心から楽しみにしていたご家族が見守る中、堂々としたピッチングを披露できるか……!?

始球式に登板した赤崎美和乃さん【写真:(C)PLM】

 始球式直前。ダグアウト前で投球の準備をしていたところ、選手がグラウンドに入ってきて目の前で黙々と準備を始める。あまりの至近距離に赤崎さんはびっくり。喜びを隠しきれない様子だった。ぜひ、そんなあこがれの選手たちの前でもいいところを見せたいところだ。

 泣いても笑っても1球勝負の登板。甲斐拓也捕手のサイン入りユニフォームを身にまとい、先発捕手の甲斐捕手目がけて思いっきり投げ込んだ。ズバッとストライク! とはいかなかったが、甲斐選手のミットに無事収まり、最後は笑顔でボールを受け取った。この日、甲斐は第7号のホームランを放ったということで、始球式投球権を手にした赤崎さんの“強運”のご利益があったのかもしれない。

ヤフオクドームで場内アナウンスを担当する佐々木里沙さんのレクチャーを受けた松浦さくらさん【写真:(C)PLM】

先輩ウグイスと練習を重ね4回に初披露 球団スタッフも「言われなければわからない」

 今回の「an超バイト」は、場内アナウンスを使って選手にエールを送る「ウグイスバイト」を募集。1500人の応募の中から選ばれたのは、宗像市在住の大学生・松浦さくらさんだ。

 松浦さんは、知人を通して今回の「ウグイスバイト」を知り即応募したのだそう。応募者多数が予想されるだけに本人も「まさか」と言う当選だったが、ご家族も今回の“声の登板”を喜んでくれたのだと話す。「緊張すると思いますが、後悔のないように。選手の背中を押せるような明るい声でアナウンスをしたいと思います!」

ウグイスバイトで選手の名前をアナウンスした松浦さくらさん【写真:(C)PLM】

 先輩ウグイスと練習を重ね、4回のソフトバンクの攻撃でいよいよマイクの前へ。

先輩ウグイス「4回ウラ、ホークスの攻撃は――」

松浦さん「3番・ファースト・内川聖一」

 声のトーン、読み上げる速度が心地よい。球団のスタッフも「言われなければ、アナウンスの人が変わったとわからない」と絶賛のウグイスだった。

 その後も、デスパイネ、グラシアルの名前を朗々と読み上げ、4回裏のお仕事は完了。ひと息ついて、5回ウラは松田宣浩、上林誠知、甲斐拓也と選手の名前をアナウンスし、(6選手で終わってしまったのは残念だったが……!)ウグイスバイトはこれにて終了。

「ずっとふわふわしていて、夢みたいでした。緊張は思ったよりもしなかったですね。この声が球場に響いていたんだと思うと、ちょっと不思議な感じがします。すごく貴重な経験ができました!」

 試合は延長12回で規定により引き分けとなったが、松浦さんにとっては何よりも思い出に残る試合になったに違いない。「ますますホークスが好きになりました!」と笑顔で語る松浦さんの、長い長い一日が終わった。

監督やマネージャーが書く本物のメンバー表の写し【写真:(C)PLM】

○今後のパーソルDAYの予定

埼玉西武ライオンズ(メットライフドーム)
7月21日(日)vsオリックス・バファローズ

東北楽天ゴールデンイーグルス(楽天生命パーク宮城)
8月4日(日)vs千葉ロッテマリーンズ

千葉ロッテマリーンズ(ZOZOマリンスタジアム)
8月31日(土)vsオリックス・バファローズ(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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