【高校野球神奈川大会】東海大相模、ベスト8進出 湘南、1点返す意地見せる

【東海大相模-湘南】東海大相模の先発・諸隈

<東海大相模6-1湘南> ベスト8進出を懸けた夏の高校野球の神奈川大会5回戦は22日、横浜スタジアムで第1シードの東海大相模が6―1で湘南に勝利した。25日の同スタジアムで行われる準々決勝で相洋―戸塚の勝者と対戦する。

 東海大相模は先発諸隈(2年)がテンポの良い投球で5回を2安打7奪三振で無失点に抑えると、今大会初登板の2番手紫藤(3年)も2回を3三振とつけいる隙を与えなかった。打線は二回無死一、三塁で金城(同)の中前適時打で先制すると、二回1死三塁では山村(2年)が左前適時打で加点するなど、小刻みに得点を加えた。湘南は八回1死から3連打で満塁の好機をつくると、3番遠藤(3年)が中前適時打を放ち、1点を返す意地を見せた。

 今大会4試合目で初めてコールド勝ちにできなかった東海大相模・門馬敬治監督は「湘南は自分たちのやるべきことがしっかり分かっていた。三塁側のスタンドを含め、チームに一体感を感じた」と話した。湘南・川村靖監督は「絶対に負けられないという相手チームにうまくつけ込めて戦えたら良かった。負けたのは悔しいけど、よくやったなというのは残る」と戦い抜いたナインを称えた。

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