プレミアリーグで連覇を成し遂げたマンチェスター・シティが来日する。
この夏はスペイン代表MFロドリを獲得しているが、プレミアリーグの移籍市場がクローズされるのは8月8日。もう2週間あまりしかない。
ここでは、『sportskeeda』による「市場が閉まる前にシティが放出すべき選手たち」を見てみよう。
アンヘリーノ
これはサプライズ。彼はオランダで成長を遂げた後、シティが買戻し条項を行使して連れ戻したばかりの左サイドバックだ。
ただ、左SBはオレクサンドル・ジンチェンコが定位置を確保しつつあり、才能豊かなバンジャマン・メンディももうすぐ戻ってくる。
よって、22歳のアンヘリーノが理想的なプレータイムを得られないであろうことは確かだ。
怪我がちのメンディの問題はあるが、アンヘリーノはここまでのプレシーズンで印象付けることができていない。
元シティDFアンディ・ヒンチクリフなどは「彼は本当にひどかった。メンディとジンチェンコに割って入るのは不可能だ」とまで言った。
グアルディオラのシステムで要求されるインテンシティのレベルがどれほど大変か、そして、うまくフィットするまでにいくらかの時間がかかるかもしれないという事実を考慮すれば、彼をイングランドのクラブにローンさせるというのが現実的かもしれない。
クラウディオ・ブラボ
彼は自分のためにも退団しなければいけない。
36歳とキャリア終盤に差し掛かっているブラボにとって、貴重なプレータイムをとりにいくのがベストだろう。
素晴らしいキックを持つPKストッパーであるブラボは危険な場面では躊躇なくゴールを飛び出す。また、シュートストップに優れているのは言うまでもない。
ただ、彼とプレミアリーグはうまくいかなかった。シティでの1年目は散々な出来で、TOP6のなかで最も失点につながるミスが多かったのだ。そして、守護神の座をエデルソンに奪われてしまった。
クラブとしては若手にチャンスを与えるのが最善であり、ブラボを試す機会はないだろう。よって、その素晴らしいキャリアを再出発させるために移籍しうる。
エリャキン・マンガラ
脅威のフィジカルモンスターとしてポルトガルを席巻した後、2014年にシティ入りしたマンガラ。
フィジカル面で守備陣を強化する存在として期待されていた。だが、集中力のなさ、ミスが目立つパフォーマンス、不十分な足元の技術によって、シティでのキャリアは厳しいものに。
その結果、バレンシアやエヴァートンにローン移籍。トフィーズではマルコ・シウヴァ監督に起用されたものの、いくつかのミスでポジションを失うはめに。
彼の最も大きな問題は、集中力を切らして、ディフェンスライン(の上げ下げ)を見逃しがちなところだ。ハイラインを保つグアルディオラのシステムにおいては致命的になりうる。
シティ上層部は他の3人のCBを信頼しており、彼を売って他のDFを買うはずだ。
なお、元シティでアンデルレヒトの選手兼任監督となっているヴァンサン・コンパニが彼の獲得を狙っているとも。