ドジャースがホワイトを獲得 フリースは故障者リスト入り

日本時間7月27日、ドジャースはデービッド・フリースの故障者リスト入りに伴い、アストロズからトレードで獲得したタイラー・ホワイトをアクティブ・ロースターに登録した。ホワイトは日本時間7月21日にアストロズからDFAとなり、同26日にマイナー右腕のアンドレ・スクラッブとのトレードでドジャースに加入。フリース復帰までの間は、フリースが担っていた「右打ちの一塁手兼三塁手」という役割を担うことになりそうだ。

現在28歳のホワイトは、2013年のドラフトでアストロズから33巡目指名を受けてプロ入りし、2016年にメジャーデビュー。メジャー3年目の2018年には66試合に出場して打率.276、12本塁打、42打点、OPS.888と自慢の打撃力をアピールしたが、今季は71試合で打率.225、3本塁打、21打点、OPS.650と精彩を欠いていた。

今季の不振について、ホワイトは「なかなか良い流れに乗ることができなかった。数日間とか数週間の好調はあったけど、それを1ヶ月単位で継続することができなかったんだ。つらいシーズンだよ」とコメント。「移籍してドジャースでプレイできるのは嬉しいよ。フレッシュな気分でプレイできるからね。チームの助けになれるように頑張りたい」とドジャースへの移籍を前向きに捉えていた。

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、フリースが故障者リスト入りしたという状況もあり、ホワイトを「右の代打の切り札」として起用する方針を明らかにしている。また、ドジャースの一塁にはジョク・ピーダーソン、マックス・マンシー、コディ・ベリンジャーらがいるものの、いずれも左打者であり、相手先発投手が左腕のときにホワイトが先発出場するケースもありそうだ。

「これまでに代打でたくさんの成功体験をしているから、きっとチームの助けになれると思う」と自信を口にしたホワイトは、「ここまでは思い通りのシーズンではないけど、自分の実力を証明できるように新たなチャンスを生かしたい」と今後に向けての意気込みを語った。

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