「エヌタスTカード」サービス多様 バス乗車10%付与

加盟店130店舗 長崎自動車サービス発表

©株式会社長崎新聞社

「エヌタスTカード」を開発した長崎自動車、提携先、支援した行政の関係者=長崎市浜町、浜せんビル「樂ギャラリー」

 長崎自動車(長崎市)は1日、共通ICカード乗車券「長崎スマートカード」の後継として9月16日に発売する独自の地域ICカード「エヌタスTカード」のサービスを発表した。バス利用時のポイント付与率は当初10%。買い物や飲食ができる加盟店は現時点で約130店舗を確保した。
 長崎バスグループで同カード運営会社エヌタス(同市)によると、電子マネー「エヌタスマネー」と全国共通のTポイントとして使える。どちらも1ポイントは1円分。
 利用可能な交通機関は、長崎バスとさいかい交通の全路線バス約600台、同市近郊のタクシーの約9割に当たる約1300台、離島航路の五島産業汽船。加盟店は、みらい長崎ココウォークやマックスバリュ6店舗などがあり、県美術館と長崎歴史文化博物館は割引料金になる。
 バスで利用すると100円につき10ポイントを付与(来年3月末まで。その後の付与率は未定)。タクシーと買い物利用は200円で1ポイントたまる。Tポイントは全国106万店で使え、エヌタスマネーに交換できる。交換場所は長崎バスの窓口や十八銀行本店など。チャージだけならバスやタクシーの車内でもできる。
 長崎バスで利用されているスマートカードは約16万3千枚。釜田雅彦エヌタス社長は会見で、加盟店数を3年後には2~3倍に増やし、カード発行数30万枚を目指すとした。
 長崎自動車は加盟店に置くマルチ決済ユニットを独自開発した。ココウォークでは先行してQRコードにも対応、導入先の拡大を目指す。月額利用料や手数料について釜田社長は「相場を見て加盟店が納得できる価格にする」とした。
 多様なサービスを付加しやすいのも特長。市は障害者や70歳以上を対象とした交通費助成を紙利用からカードに移す方針。学生証や社員証として使えば、出席や勤怠の管理もできる。長崎バスグループは社員証に導入、ホテルの社員食堂での決済にも使う予定。
 9月末までクレジット機能付きカードの先行入会キャンペーンを実施。最大5500円相当をプレゼントする。