島原で猛暑日 熱中症15人搬送 長崎県内13地点で今年最高気温

厳しい暑さの中、水場で涼を求める親子=島原市柏野町

 長崎県内は1日、太平洋高気圧に覆われ、長崎地方気象台によると、県内20の観測地点のうち、13地点で今年の最高気温を更新した。島原では最高気温が35.9度を観測し、県内で今年初めて35度以上の猛暑日となった。県消防保安室によると、同日午後4時までに熱中症で15人が救急搬送された。
 今年の最高気温を更新したのは▽大村34.8度▽口之津33.4度▽長崎33.2度▽佐世保33.1度-など。一方、救急搬送された15人のうち、65歳以上の高齢者は9人。症状別では▽重症2人▽中等症6人▽軽症7人だった。重症の2人は90代と20代の男性。
 猛暑日となった島原市内では、厳しい暑さの中、水場で涼を求める親子連れの姿が見られた。同気象台によると、県内は2日も引き続き高気圧に覆われ、気温が上昇する見込み。

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