【プレミアリーグ】エブラ、スアレスから差別的発言を受けた当時を回顧 「あの瞬間はぶん殴ろうと思ったけど…」

現役引退を表明した元フランス代表DFパトリス・エブラが、2011年に起きたウルグアイ代表FWルイス・スアレスとのいざこざについて振り返った。

2011年10月にプレミアリーグでリバプールとマンチェスター・ユナイテッドの試合が行われた際、スアレスがエブラに差別的な意味が込められた“ネグロ(黒人)”と発言したことが問題に。スアレスは発言を認め、人種差別的な意味ではないと主張したが、8試合の出場停止処分と4万ポンド(約5億円)の罰金が科せられた。その後も、2012年2月の試合で再び両者が相対した時、試合前の握手を拒否するなど険悪なムードが続いていたが、イギリスメディア『DailyMail』のインタビューに応じたエブラはスアレスに対する憎しみはないと語った。

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「スアレスが人種差別主義者であるかは知らない。彼の家族も同じかどうかは分からないし、彼の過去がどうだったかも分からない。ただ、あの日は人種差別的な出来事が起こったんだ。だとしても、事情聴取の時私は彼に罰を求めなかった。あの瞬間はぶん殴りたい衝動に駆られたけど、彼を憎んでいるわけではない。もし私がベスト11を選ぶことになれば、間違いなくスアレスを選出するよ」。

スアレスに人種差別発言を受けた当時を回顧したエブラ

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