【プレミアリーグ】打倒“ビッグ6”! 今夏に大きな動きを見せた4つのクラブ

夏の移籍マーケットが終わり、開幕が間近に迫るプレミアリーグ。今シーズンも“ビッグ6”が上位を占める可能性が予想される中、中位クラブらが下克上を目指し市場で大きな動きを見せた。

【プレミアリーグ】ケーンのエバートン移籍が決定! 「目標達成に向け懸命に取り組む」

エバートン
ロメル・ルカクの退団以来ストライカー問題に苦しめられていたエバートンは、ユベントスから19歳の新星モイゼ・ケーンを獲得。中盤ではイドリッサ・ゲイェをパリ・サンジェルマンに放出したものの、アンドレ・ゴメスやファビアン・デルフなどタレントを確保することに成功した。懸念はDF陣で、ジブリル・シディベ以外に目立った補強ができず、クルト・ズマの完全移籍を狙ったが、補給禁止処分を受けたチェルシーからオファーを拒否されてしまった。

今夏獲得選手
アンドレ・ゴメス(バルセロナ:2200万ポンド)
ヨナス・レッスル(ハダースフィールド・タウン:フリー)
ファビアン・デルフ(マンチェスター・シティ:900万ポンド)
ジャン=フィリップ・グバミン(マインツ:2500万ポンド)
モイゼ・ケーン(ユベントス:2750万ポンド)
ジブリル・シディベ(ASモナコ:レンタル)
アレックス・イウォビ(アーセナル:2800万ポンド)

エバートンがビッグ6越えを狙う

ウォルバーハンプトン
昨シーズンのリーグ戦で7位と旋風を巻き起こしたウォルバーハンプトンが次に掲げるテーマは「進化」だ。23歳以下の選手を今夏の移籍市場で注目し、ACミランから21歳のパトリック・クトローネを完全移籍で獲得。レアル・マドリードからヘスス・バジェホをローンでチームに迎えるなど、長期的なプランに向けて、確実にフェーズを進めている。

今夏獲得選手
ラウール・ヒメネス(ベンフィカ:3000万ポンド)
レアンデル・デンドンカー(アンデルレヒト:移籍金非公開)
ヘスス・バジェホ(レアル・マドリード:レンタル)
パトリック・クトローネ(ACミラン:2300万ポンド)

昨季の躍進からネクストフェーズに向かうウルヴス

ウェストハム・ユナイテッド
昨夏に大量補強を敢行したウェストハムは、今夏は質にこだわる動きを見せた。クラブ史上最高額となる移籍金4500万ポンド(約60億円)でアイントラハト・フランクフルトからセバスティアン・アレを獲得すると、ビジャレアルから期待の若手パブロ・フォルナルスを引っ張ることに成功。移籍期限ギリギリでDFゴンサロ・カルドーゾの争奪戦を制するなど、クオリティでは“ビッグ6”に引けを取らないスカッドが揃った。

今夏獲得選手
セバスティアン・アレ(アイントラハト・フランクフルト:4500万ポンド)
パブロ・フォルナルス(ビジャレアル:2400万ポンド)
アルビアン・アイェティ(バーゼル:800万ポンド)
ゴンサロ・カルドーゾ(ボアヴィスタ:2750万ポンド)
ロベルト(エスパニョール:フリー)
デイビッド・マーティン(ミルウォール:フリー)

質にこだわった補強を行ったウェストハム

アストン・ビラ
昨シーズンのウルヴスのように、昇格組によるジャイアントキリングが期待されているのがアストン・ビラだ。今夏のウィンドウで昇格組とは思えない動きを展開し、タミー・アブラハムがチェルシーに帰還したことで前線に一抹の不安を残すものの、ウェズレイを早い段階で確保し攻撃力の大幅ダウンを阻止。さらにマンチェスター・シティからドウグラス・ルイスを獲得するなど、残留のみならずトップ10も狙えるチームが完成した。

今夏獲得選手
トム・ヒートン(バーンリー:800万ポンド)
マーヴェラス・ナカンバ(クラブ・ブルージュ:1100万ポンド)
ドウグラス・ルイス(マンチェスター・シティ:1500万ポンド)
トレゼゲ(カスムパシャSK:850万ポンド)
マット・ターゲット(サウサンプトン:1100万ポンド)
ホタ(バーミンガム:移籍金非公開)
アンワル・エル・ガジ(リール:移籍金非公開)
ウェズレイ(クラブ・ブルージュ:2200万ポンド)
エズリ・コンサ(ブレントフォード:1200万ポンド)
コートニー・ホース(ウォルバーハンプトン:移籍金非公開)
タイロン・ミングス(ボーンマス:2000万ポンド)
ビョルン・エンゲルス(スタッド・ランス:移籍金非公開)

昇格組のビラがどのような動きを見せるか注目だ

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