ラッキーグループ会長 なじみのタクシーを前面 精霊流し

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「ラッキー色」を前面に打ち出した川添さんの精霊船=長崎市賑町付近

 タクシー事業などを展開するラッキーグループ会長の川添一巳さんは昨年9月、86歳で亡くなった。社員らは「精霊船の伝統を重視しつつ、誰もが『ラッキー』と分かる特徴をちりばめたデザイン」の3連の大型船(全長約21メートル、高さ約3メートル)で送った。
 父が佐世保市で創業したラッキー自動車に1955年入社。87年に代表取締役に就任し、県内最大手に成長させ、事業の多角化を図っていった。長崎国際観光コンベンション協会会長を務めるなど長崎観光の発展にも尽力。精霊流しには親交のあった人たちが集まり「時代の先を読み、常に新しいことに挑戦してきた人」と口をそろえた。
 船のちょうちんには同グループキャラクターのウサギの絵をあしらい、まといはタクシー形と観光バス形を製作。社員らはグループのカラーである赤と白の法被に身を包み、「ラッキー色」を前面に打ち出して、にぎやかに送り出した。
 約140人で船を引いた。妻玲子さん(83)は「仕事には厳しかったけど困った人を放っておけない優しい人だった」と振り返り、「これだけの方々が親しみを持って来てくれて本当にありがたい」と感謝の言葉を口にした。