【U-18W杯】韓国が豪破り銅メダル 侍J宮城との“一礼”で注目のリー・ジュヒョンが9回逆転2ラン

開催国・韓国代表は3位で大会を終えた【写真:荒川祐史】

1点を追う9回1死一塁でリー・ジュヒョンが逆転2ラン本塁打

■韓国 6-5 オーストラリア(8日・機張)

 韓国・機張(きじゃん)で行われている「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」(全試合テレビ朝日系列・BS朝日・AbemaTVで放送)は8日、韓国とオーストラリアによる3位決定戦が行われ、韓国が6-5で勝ち、3位になった。

 試合は劇的な結末だった。1点を追う9回1位1死一塁。韓国の「1番・中堅」リー・ジュヒョンが豪州の左腕ウィリアム・シェリフから値千金の逆転右越え2ランを放ち、競り合いに決着をつけた。

 リー・ジュヒョンは6日の日本戦で話題の人となった。9回に侍ジャパンの宮城(興南)から死球を受け、宮城から謝罪の一礼を受けると、自身もヘルメットを脱いで頭を下げてこれに応えた。フェアプレー精神を発揮した2人のやり取りにファンからは「本当のスポーツマンシップ」などと称賛の声が相次いだ。

 地元開催の韓国は今大会、オープニングラウンドA組を4勝1敗で通過。スーパーラウンドではまず台湾に2-7で敗れた。日本にはタイブレークの末に勝ったものの、7日の米国戦では5点のリードを守れずに5-7で敗れ、3位決定戦に回っていた。(Full-Count編集部)

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