テレビ朝日系で10月11日にスタートする連続ドラマ「時効警察はじめました」（金曜午後11：15）の第1話に、新興宗教の教祖・神沼美沙子役で小雪がゲスト出演することが決まった。
同ドラマは、時効になった事件を“趣味”で捜査する男・霧山修一朗（オダギリジョー）が、名（迷）助手・三日月しずか（麻生久美子）と共に未解決事件の謎に挑むシュールな脱力系コメディーミステリー。小雪が演じる美沙子は、“ほぼ同時刻に別の場所で起こった二つの密室殺人事件”という、霧山が調べる時効事件とかかわりがある女。この時効事件で亡くなった人物のうちの一人は美沙子の母親で、もう一人は母親の元愛人であると同時に、なんと美沙子の夫。このドロドロにもほどがある人間関係が渦巻く中、小雪もあやしさ全開で物語を振り回す。
今回の出演について小雪は「『これまで実際に見たことも演じたこともない“教祖様”という存在をどうしたら具体化できるのかな』という不安も少しあった」とクランクイン前の本音を打ち明けるが、その不安も三木聡監督とのやりとりを通して払拭（ふっしょく）されたという。そして「監督の頭の中には、普通の概念を超えたビジュアル・イメージが強くあるんですよね。だから、いつも白紙で裸のまま現場に行って、その場でつけていただいたお芝居をそのまま楽しんでいました。フレキシビリティーがすごく求められる現場だから、刺激になって良かったです」と笑顔で撮影を振り返った。
また、オダギリジョーとはドラマ「天体観測」（2002年／フジテレビ系）以来17年ぶりの再共演となる小雪。「17年前はお互いに若かったり、絡むシーンが少なかったこともあって、オダギリさんとはあまりお話ししたことがなかった」と明かし、「今回はすごく気さくにお話ししていただいたんですよ。お互いに子どもの話もしたりしましたね。オダギリさんはすごくクリエーティブなので、発想の視点も面白く新たな発見がありました。大人になってまた、表現者同士としてお会いすることができてうれしかったです」と再共演を心から喜んだ。
さらに第1話には、小雪演じる美沙子に思いを寄せる信者・花崎新一役で六角精児も出演。また、第1シリーズ＆第2シリーズの両方にゲスト出演し、すさまじいインパクトを放った村松利史も、生前に浮き名を流しまくった「総武のウタマロ」役で再出演する。
