The Higher Committee for Human FraternityのメンバーにM・ブルース・ラスティグ師

The Higher Committee for Human FraternityのメンバーにM・ブルース・ラスティグ師

AsiaNet 80585 (1762)

【アブダビ2019年9月18日PR Newswire=共同通信JBN】Higher Committee of Human Fraternity(人類の友愛高級委員会)は、Washington Hebrew CongregationのシニアラビであるM・ブルース・ラスティグ師(Rabbi M. Bruce Lustig)を同委員会のメンバーに加えると発表した。これにより、「Human Fraternity Document(人類の友愛に関する文書)」に明記された目的の達成に関わる委員会のメンバーは全部で8人となる。

M・ブルース・ラスティグ師は、委員会の活動への支援と励まし、そして「人類の友愛に関する文書」の神聖な使命を達成する誠実な努力に対し、カトリック教会の法王フランシスコとアルアズハルのグランドイマーム、アハメド・エルタエブ博士に深い感謝の意を表明した。ラスティグ師は、ユダヤ教信仰の代表としてメンバーに指名されたことを委員会に感謝し、歴史的宣言の署名に立ち会う役割とその喜びを受け入れることを表明した。

M・ブルース・ラスティグ師は「このようなイベントが、宗教指導者とコミュニティーの間に橋を架ける新たな機会をもたらし、われわれの分裂した世界において平和と調和を育む重大な分岐点となることが私の希望であった。憎しみに対して愛を、不正に対して正義を、怖れに対して信仰を擁護するために取り組んでいるこのような尊敬すべき個人らに加われるのは光栄である」と述べた。また同師は「すべては神のイメージの下に創造されたというアブラハムの子としての知識に力づけられて、われわれはすべての神の子のために正義と平和を求めなければならない。願わくば、人類の友愛宣言で想定されたように、そしてわれわれの神に対する共通の信仰によって求められたように、神がわれわれ一人一人に、分裂した世界に調和、希望、正義、愛をもたらす力と勇気を与えてくれますように」と付け加えた。

高級委員会委員長のミゲル・アンヘル・アユソ・ギクソト枢機卿は、M・ブルース・ラスティグ師を新しいメンバーに迎えたことを歓迎し、「委員会は、人類の友愛に関する文書の称賛すべき目標の達成に貢献するすべての能力、宗教的・文化的人格、その他すべてを歓迎する」と述べ、さらに、委員会は今後、委員会によって実施されるイニシアチブとプロジェクトについて調整するために、多くの重要な指導者たちや著名な人物と会う方針だと付言した。

M・ブルース・ラスティグ師はWashington Hebrew Congregationのシニアラビで、彼はそこで25年以上奉仕活動し、2800を超える家族的集会を指導するとともに、地元および国際的なユダヤ人コミュニティーにおけるさまざまな指導的役割を果たしてきた。M・ブルース・ラスティグ師は献身的な社会活動家で、「9・11」攻撃事件後に、米国のキリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒を一堂に集めた初のAbrahamic summit(アブラハム・サミット)を組織した。このサミットは、ジョン・チェイン司教、アクバル・アハメド教授、M・ブルース・ラスティグ師の3人が全米で平和と異教徒間の対話を実施するトリオとなった初のAbrahamic Round Table(アブラハム・ラウンドテーブル)の設立につながった。ニューズウイーク誌は同師を「アメリカで最も影響力のあるラビの1人」と認定し、同師は宗教間協力のリーダーシップによりモハメド6世(モロッコ国王)から名誉勲章を授与された。

高級委員会は、「人類の友愛に関する文書」の目的と、その中に明記された目標と目的のための運用枠組みの開発を達成するために設立された。委員会はまた、世界平和と共存を求め、来る次世代のための明るく、かつ寛容な未来を保証する文書の条項を実行するためのプラン、プログラム、イニシアチブの実施を取り扱う。

高級委員会の任務には、地域的および国際的レベルでの文書の実行の監視、および宗教関係者、さまざまな指導者、国際機関の責任者、その他の関係者との国際的会合の開催が含まれている。これに加え、委員会はその最初のイニシアチブの1つであるアブダビのAbrahamic Family House(アブラハム・ファミリー・ハウス)の監督という重要な役割を持っており、3つのアブラハム信仰の関係を具体化し、宗教間の対話、理解、共存のためのプラットフォームを提供する。

Higher Committee for Human Fraternity(人類の友愛高級委員会)の詳細情報は以下を参照。www.forhumanfraternity.org

ソース:The Higher Committee for Human Fraternity