二重被爆体験 紙芝居で披露 福岡 修猷館高生、英語で

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山口さんの被爆体験をつづった紙芝居を披露した吉田さん(左)と緒方さん=福岡市早良区、修猷館高

 福岡県立修猷館高(福岡市早良区)の1年生約20人が12日、広島と長崎の両方で被爆した故山口彊(つとむ)さんの体験をつづった紙芝居を校内の学年集会で披露した。生徒や教員ら約440人が耳を傾けた。
 英語の教科書に山口さんの体験が記載されていたのをきっかけに、長崎市内に住む祖父母から折に触れて原爆について話を聞いてきた吉田彩月さん(16)が「もっと詳しく知ってほしい」と自分が持っている紙芝居を披露することを思い立った。
 作品は「ヒロシマ・ナガサキ 二重被爆」(長崎文献社)。英訳が付いていたため英語で取り組むことにし、1年生全体から志願者を募集。約20人が集まり、夏休みに英語教諭と練習を重ね、16分ほどの動画に収録した。
 学年集会では、吉田さんと緒方里美さん(15)が経緯を説明し、スクリーンで上映した。集会後、緒方さんは「原爆や戦争について考えるきっかけになれたらいい」と話し、吉田さんは「思いを伝えることはできたと思う。紙芝居がみんなの心に残ったらうれしい」と話した。