玉園町のにぎやか手拭い

 諏訪神社(長崎市)の秋の大祭、長崎くんちで客席に投げ入れられる各踊町の手拭いは縁起物。獅子踊を奉納する玉園町の手拭いは、モチーフにした石畳の一つ一つに町内の子ども25人が描いたイラストが入り、とてもにぎやか。
 西彼長与町の「吉無田獅子舞保存会」が担う玉園町の獅子踊に、玉園町内から11人が出演する。出演しない子どもにも、くんちに携わってもらおうと初めて企画した。
 自治会長の森聡志さんは「形にも記憶にも残すことで、将来くんち好きに育ってくれたら」。福島希ちゃん(5)は「大きいお口の獅子が描けた。かわいい衣装を着るのが楽しみ」と本番を心待ちにしている。

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