性的少数者カップルを公認 パートナーシップ制度、逗子市が導入へ

 逗子市は、性的少数者(LGBTなど)のカップルをパートナーとして公的に認める「パートナーシップ制度」を導入する方針を決めた。12月にパブリックコメント(意見公募)を実施し、2020年4月からの導入を目指す。

 市市民協働課によると、市内在住、または市内への転居を予定する成人を対象とする考えで、事実婚も含めるかは現在、検討中。

 自治体の事務の目的や手順を示した「要綱」に基づく方式を採用し、市役所内で宣誓書に署名したカップルに受領証などを発行することを想定している。

 昨年9月の市議会第3回定例会で、市民団体が導入に向けた協議開始を求めて提出した陳情を、総務常任委員会が賛成多数で了承。これを機に、市は既に導入している他自治体の事例を調べるなど検討してきた。

 今月25日に開かれた市議会第3回定例会の本会議で、中西直美氏(立憲クラブ)の質問に、市側が答弁した。

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