ローマ法王11月来県 ドローン規制条例可決

 定例県議会は4日、最終本会議を開き、約10億1900万円の本年度一般会計補正予算案や、11月のローマ法王来県に合わせてドローンなどの小型無人機の飛行を禁止する条例案など計19件を可決、同意し閉会した。
 条例では長崎空港の周囲1キロと、法王の訪問場所の周囲300メートルで小型無人機の飛行を規制。期間は法王が来日する11月24日の約2週間前からとする見通し。
 中村法道知事はローマ法王の来県について「受け入れ態勢に万全を期していく」と抱負。「被爆地長崎から全世界へメッセージを発信していただきたい」と述べた。県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設事業に関し、建設予定地の住民らと9月に面会したことも報告。「引き続き協力を得られるよう努力を続ける」とした。

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