【NLDS】シャーザー投入の執念 ナショナルズ連敗回避

【ナショナルズ4-2ドジャース】@ドジャースタジアム

初戦を落としたナショナルズは、ドジャース先発のクレイトン・カーショウの不安定な立ち上がりを攻め、2回までに3点を先行。先発のスティーブン・ストラスバーグは6回85球を投げて被安打3、奪三振10、無四球、失点1という見事なピッチングを見せ、試合を優位に進めた。4対2と2点リードで迎えた8回裏には、明後日の第3戦で先発予定のマックス・シャーザーを3番手として投入する執念の継投。シャーザーは、打者3人を全て三振に抑える力投で、期待に応えてみせた。勝利への執念を見せたナショナルズが4対2で第2戦を制し、対戦成績は1勝1敗のタイに。ストラスバーグが勝利投手、カーショウが敗戦投手となり、最終回に満塁のピンチを招きながらもリードを守り抜いたナショナルズ4番手のダニエル・ハドソンにはセーブが記録された。

1回表一死満塁からハウィー・ケンドリックのタイムリーで先制したナショナルズは、2回表二死二塁からアダム・イートンのタイムリーとアンソニー・レンドンのフェンス直撃のタイムリー二塁打で2点を追加して3点をリード。6回裏にストラスバーグがジャスティン・ターナーの犠牲フライで1点を失い、7回裏には2番手のショーン・ドゥーリトルがマックス・マンシーにソロ本塁打を浴びたが、8回表にアズドゥルバル・カブレラのタイムリーで貴重な1点を追加し、8回裏をシャーザー、9回裏をハドソンが無失点に抑えて4対2で逃げ切った。

シャーザーを投入したことについて、デーブ・マルティネス監督は「我々は1試合1試合を勝つために戦っている。先発予定の妨げにならないように、彼ら(=ストラスバーグ、シャーザー、パトリック・コービンの先発三本柱)を最大限に活用していくつもりだよ」とプラン通りの起用だったことを強調。なお、万が一、シャーザーが第3戦に先発できない場合は、今季11勝のアニバル・サンチェスが代役を務める見込みとなっている。

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