レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、鈴鹿は自分にとって特別な場所であり、ホンダのパワーユニット(PU/エンジン)を搭載して走る2019年の日本GPをより一層重要な一戦として考えていると語った。
2015年にトロロッソからF1デビューを果たしたフェルスタッペンは、2014年に準備のために3回フリープラクティスで走った。その最初のグランプリが日本GPだった。
「また鈴鹿で走るのを楽しみにしている。僕にとって特別な場所なんだ」とフェルスタッペンはF1日本GPを前に、自身の公式サイトに対して語った。
「F1の週末に初めて走ったのは、鈴鹿のプラクティスだった。17歳になりたてのころだったけど、あの時のことは決して忘れることはない」
フェルスタッペンは日本GPで、2016年、2017年には2位、2018年には3位を獲得している。レッドブルに加入して以来、毎年表彰台に上っているが、まだ優勝は達成していない。
「鈴鹿では2位と3位で表彰台に上ったことがあるが、まだ優勝がない。今年、あと一段上に上れたらうれしいだろうね」とフェルスタッペンは言う。
「走っていて楽しいサーキットだから、いつもすごくエンジョイしている。鈴鹿全体が大好きなんだ。歴史のあるサーキットで、狭くて高速で、コースのスペースすべてをうまく活用することが大事になってくる。正しいバランスを見つけ、ターン3、4、5、6をうまくリズムに乗って走る必要がある。コーナーひとつでもうまくやれないと、残りのコーナーをいい体勢で走ることができなくなるんだ」
今年すでに2勝を挙げているフェルスタッペンだが、シーズン3勝目を鈴鹿で達成するのは簡単なことではないと認めた。サマーブレイク後からパフォーマンスを向上させてきたフェラーリを強く警戒しているのだ。しかしフェルスタッペンは、日本のファンのために力をすべて出し切って戦いたいと意気込んでいる。
「フェラーリはパワーがあるから、鈴鹿のストレートで速さを発揮するだろう。でも僕らのマシンはコーナーで速い。そこでタイムを稼げることに期待したい」
「日本のファンはモータースポーツが大好きだ。客席から熱心に応援してくれる姿を見ると、すごくうれしくなる」
「今年の日本GPは僕らにとっていつも以上に特別な一戦になる。ホンダにとってのホームレースだからだ。今年僕らはホンダとともにいい結果を出してきた。鈴鹿での戦いは楽ではないだろうが、日本のファンのために最高のパフォーマンスを披露したいと思っている」