【台風19号】横浜市、家庭ごみ収集を全域で中止

横浜市のごみ収集車

 横浜市は11日、台風19号の接近に伴い、12日の家庭ごみの収集を市内全域で中止する、と発表した。ごみ出し時に強風にあおられての転倒、飛散したごみによる二次被害、収集車両の横転などの危険があると判断した。

 市資源循環局によると、収集を中止するのは、燃やすごみ、プラスチック製容器包装、缶・びん・ペットボトル、粗大ごみなど。市は、次回の収集曜日に出すよう呼び掛けている。

 また市内4区(鶴見、旭、金沢、都筑)にある焼却工場の事業系一般廃棄物の受け入れも、12日正午で終了する。

 一方、市は避難所の開設に向けた準備を進めている。土砂災害警戒情報が発表された場合、即時避難勧告対象区域の計53カ所で設置予定。このほか各区の判断に基づき、避難所の数を増やす可能性もある。

 林文子市長は11日にコメントを出し、台風15号を上回る被害をもたらす恐れがあるとした上で、不要・不急の外出を避けるとともに、早めの避難や安全対策を呼び掛けた。

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