WEC:2020年ル・マン24時間レースの決勝スタート時間が変更に

 2020年6月にフランス、ル・マンのサルト・サーキットで行われる第88回ル・マン24時間レースの決勝スタート/フィニッシュ時間が、従来の15時から1時間遅れとなる16時に変更された。

 ル・マン24時間は、F1モナコGP、アメリカのインディ500と並んで“世界三大レース”に数えられる、フランスのクラシック・エンデュランスイベントだ。1923年の第1回大会から数えて88回目となる2020年大会は、前回大会と同様にWEC世界耐久選手権のシーズン最終戦として開催される。

 また、今大会はポルシェが初めてル・マン総合優勝を飾ってから50年、アウディの初優勝20周年を記念する大会になると同時に、トヨタTS050ハイブリッドをはじめとするLMP1規定車がLMP2、LM-GTEカーと混走する最後のレースイベントとなる。

 そんなル・マン24時間の次回大会について、レースを運営するACOフランス西部自動車クラブは10月18日、リリースを発表。6月13日(土)から翌14日(日)にかけて行われる決勝レースのスタート時間を、フランス時間16時(日本時間23時)に変更するとアナウンスした。

 ル・マン24時間のスタート/フィニッシュ時間は、過去にもテレビ中継の都合や、同じ時期の開催となった他の国際的なスポーツイベントとの兼ね合いから調整されたことがあった。しかし、今回の変更についてACOはその理由を説明していない。

 この他、ACOは2020年ル・マンのエントリー締め切りを例年の1月中から1カ月以上前倒しした12月18日とすることをアナウンスし、さらに大会公式ポスターを初公開している。

 ヘッドライトとテールライトの明かりをモチーフに“24”の数字が描かれたポスターは、デザインXパルプがデザインを担当。ACOによれば、このポスターではレースの「連続性と前向きでカラフルなエネルギー」を強調しているという。

© 株式会社三栄