参院埼玉補選 前埼玉県知事の上田氏がN国党代表の立花氏を破り当選 埼玉県

10月27日に投開票が行われた参議院埼玉県選出議員補欠選挙(以下、参院埼玉補選)で前埼玉県知事の上田清司氏(71)が前職でNHKから国民を守る党代表の立花孝志氏(52)を破り当選しました。

当選 上田清司氏 1,065,390票 無所属・新人

立花孝志氏 168,289票 NHKから国民を守る党・前職

当選した上田清司氏の経歴は?

上田清司氏は1948年5月15日、福岡県福岡市の生まれで現在71歳です。法政大学法学部を卒業後、早稲田大学大学院政治学研究科を修了。1976年の新自由クラブ立党への参画、自民党・渡辺美智雄氏の政策ブレーンを経て、建設省建設大学校非常勤講師などを歴任します。

1980年の衆院選で新自由クラブから旧埼玉5区から立候補しますが落選。1983、86、90年と4回連続で落選していました。
その後1993年の衆院選で、旧埼玉5区から新生党公認候補として立候補し、トップで初当選。1994年には新進党の結成に参加します。1996年の衆院選では埼玉4区から立候補し、再選。1997年には新進党を離党。1998年には新・民主党の結成に参加します。2000年の衆院選で3選を果たし、衆議院災害対策特別委員長、大蔵委員会筆頭理事、決算委員会筆頭理事、議院運営委員会理事などを歴任しました。

2003年の埼玉県知事選に立候補し、初当選。以後、4回の当選を重ねました。2009年には総務省顧問を兼務。同年に顧問を辞任し、内閣総理大臣指名の地域主権戦略会議構成員に就任しました。なお、2019年8月25日に執行された埼玉県知事選には立候補せず、任期満了をもって退職。現在は上田氏が支援した大野元裕氏が第61代埼玉県知事に就任しています。今回の参院埼玉補選でNHKから国民を守る党代表の立花孝志氏を破り当選しました。上田氏の参議院議員としての任期は大野元裕氏の任期を引き継ぎ3年弱で、議席は2022年の参院選で改選されます。

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