未整備の西彼・大串-時津・日並 整備の方向性提言へ

「西彼杵道路」検討委 来年度末までにIC数など

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 長崎県佐世保市大塔町-西彼時津町(約50キロ)で県が整備する地域高規格道路「西彼杵道路」を巡り、未整備区間の西海市西彼町大串郷-時津町日並郷(約23キロ)の整備方針を検討する委員会の初会合が15日、県庁であった。委員長に長崎大大学院工学研究科システム科学部門の中村聖三教授を選出。インターチェンジ(IC)の数や場所、優先整備区間を検討し、来年度末までに県に提言する。
 西彼杵道路は地域間交流の促進による産業・経済の発展、地域活性化などを目的に1991年度に着工し、約3割の14キロが供用されている。現在、時津町の日並IC(仮称)-時津IC(仮称)3.4キロを整備中で2022年度供用を予定。未整備区間はその後の速やかな着工を目指している。全体の完成時期は未定。
 委員は大学教授や経済、観光、商工、農水、運輸関係者の代表9人。計5回開き、地域の現状と課題を分析し、住民の意見を聞きながら、ICの配置や優先整備区間を検討する。ICは一般的に約5キロ間隔で設けられるため、3~4カ所が想定されるという。中村委員長は「整備の方向性を検討して提言する。忌憚(きたん)のない意見をいただきたい」と呼び掛けた。
 会合は冒頭を除き、非公開。県によると、地域の現状や課題を議論し、長崎市と佐世保市間や西彼杵半島内の人の流れや交通手段の割合のデータを求める意見などが出たという。