素敵女子なら知っておきたい!飲みの席でのマナー
社会に出ると、社内はもちろん、社外の人とも「仕事上のお付き合い」として、飲みに行く機会が増えますよね。
いくら、「今日は無礼講!」と言われても、その通り無作法にふるまってしまっては、大人の女性としては残念ながら失格です。
でも、「飲み会」のマナーって、知っているようで知らないこともあるかも!?
気の置けない友達と飲んでるほうが気楽だし!という方もいらっしゃると思いますが、仕事上のお付き合いの方とお話していると、その方たちがお持ちのキャリアや経験など、なかなか聞くことができない話も伺え、何より勉強になります。
また、お酒の席をスマートにふるまえると、信頼関係が生まれ、人脈を広げるチャンスになることも!
ステイ先各地でクルー同士お食事に行ったり、仕事上のお食事会がたくさんあるCAが普段気をつけている、飲み会の際のポイント10選をお伝えいたします。
1. 集合場所の時間厳守
公共交通機関である航空会社で働くCAは、遅刻は厳禁!
何事も前もって、5分前には必ずスタンバイできているように、訓練のときから行動します。
社会人だって、飲み会の時間に遅れるなんてもってのほか。必ず時間前には集合場所に到着しておきましょう。
そして、お店に移動する列についていくときは後ろから。
2. テーブルに通されたら、まず下座がどこかすばやく判断!
「どうぞどうぞ」と上座をすすめ合う他の方たちが時間をとっている間に、誰かの上座に座ってしまわないように、下座にさっと座ってしまいましょう。
下座とは、出入り口に一番近くて、店員さんを呼ぶのに一番適したところです。
そして、みなさんにメニューを配って、店員さんへ注文を通しましょう。
仕事上の飲み会の場合、最初の一杯だけはみなさんが「生!」なら、「生!」にそろえておくのが無難です。
3. 飲み物がきて、いざ「カンパーイ!」
乾杯のとき、相手のグラスより自分のグラスが高くなってしまってはいけません。
必ず低い位置で相手のグラスと乾杯しましょう。
そして、海外ではこの時に相手の目を見ないことは、とっても失礼なんです。
例えばフランスではこのときに目が合わないと、幸せが逃げる!というそうですよ。
また、フォーマルな時は胸の高さまで上げるだけで、他の人たちと目を合わせ、グラスを「カチン!」と鳴らさないのがルールです。
4. お酌を受けたら、「ありがとうございます。いただきます。」など一言を
ワイングラスには手を触れず注いでもらいましょう。ステムの部分をそっと押さえるのもエレガントに見えます。
ビールや日本酒などそれ以外のお酒はもちろん両手で受けましょう。このときも、注いでもらった後、相手の目を見てにっこり!するのがCA流テクニックです。
また、もちろん無理して飲むことはありません。
注いでいただいたら、一口だけ口をつけて、それ以上すすめられても、「いただきたいのはやまやまなのですが」とやんわりお断りしましょう。
5. お話を聞く時は……
どなたかが前に立ってお話されていたり、宴席中話している相手の話の内容が真剣なものである場合、お箸もグラスも置くといいですよ。
「きちんと話を聞いている」姿勢を相手に伝えることができます。
何事も「ながら」は美しくないですよね!
6. 飲み物の減り具合をチェック!
お話しながら、相手の飲み物の減り具合を気遣いましょう。
相手に気づかれないよう、さりげなく確認するのが理想です。
また、相手のグラスを覗き込むようなことはせず、飲む時のグラスの角度で、飲み物の残り具合をみることもできます。
7. お酒を注ぐ時はラベルが天井を向くように右手で持って、左手を添えて
この時、添える左手の手のひらが上を向いてしまうと「手のひらを返す」の意味があり、タブーとされています。
注ぐ前に相手の目を見てにっこり、グラスに視線を移してお酒を注いだあと、最後にも相手の目を見てにっこりすると素敵!
反対に、すぐに相手の目から視線をはずしてしまうことをCA用語では「目切り」といい、相手に冷たい印象を与えてしまうとされています。
8. 温かいお茶もしくはお水は人数分
ある程度宴席もすすみ、注文が落ち着いてきたなと思ったら、店員さんに温かいお茶かお水を注文しましょう。
これは国内では無料のことも多いですし、お酒を飲んだ後、温かいお茶でほっと一息つきたい人は多いので、「いる人!」と全員に確認したりせず、そっと人数分、注文しておくとスマートです。
9. Keep Smiling!
ビジネスのお食事会って、正直、ちょっぴり面倒だな……と思ってしまうのも人情。
でも、いろんな人の意外な顔を知るチャンスです!仕事中や会社ではなかなか話せない話題も多いので、いい機会と思っていろんな人と話しましょう。
日ごろなかなか言えない感謝を伝えたり、「いつも思っていたのですが、○○さんのネクタイのセンス、素敵ですよね」など、ポジティブな気持ちを伝えましょう。きっと喜んでくださるはず。
そして基本は自分も楽しむこと!難しく考えすぎず、相手の話を聞いて"Keep Smiling"!
10. 帰るタイミング
帰るときは、上司や先輩が帰るまで、帰らないほうがベター。
目上の方たちを見送って、「こちらで失礼いたします」など、きちんと挨拶しましょう。
そして、もちろん、できるだけ最後までお付き合いするのがベストであることをお忘れなく。
もし、そのまま会は二次会へと流れていくのに、先に失礼する場合は場の雰囲気を白けさせないように、一番目上の方にこっそり、でもしっかりご挨拶します。
もちろん、次にお会いした時に他の人にも「先日はお先に失礼してしまってすみません」と一言お伝えするとベターです。
そして「昨日はありがとうございました」のお礼の言葉もお忘れなく。
とっても大切なのですが、意外ともれてしまいがち。最後まできちんと素敵な大人の女性のふるまいでいましょうね!
お酒のマナーを守って好印象を!
お酒の席は何かと気配りが必要で、とにかく「臨機応変」に立ち居ふるまわなければいけませんが、だからこそマナーを守れると、「さすが!」という印象を持ってもらえます。
一番のポイントは自分が周りを楽しませること、自分も楽しむこと、この2つのバランスです!
お酒の席でのマナーができると、仕事もできる!と思う人も多いのは確か。
面倒くさがらずに飛び込んでみると、新しい出会いや発見がたくさんありますよ。
ぜひビジネスのお食事会の場で実践してみてくださいね。