タクシー運賃40～70円値上げ　長崎県内初乗り、2月から

　九州運輸局は13日、来年2月1日から値上げとなるタクシー運賃の長崎県内の新運賃を公示した。初乗り運賃はそれぞれ県内本土地域で70円、離島地域で40円値上げする。値上げは消費税時の価格転嫁を除くと2007年以来となる。
　運賃改定を巡っては、運転手の待遇改善などを目的に本土地域64社、離島地域26社が申請。これを受けて九州運輸局が標準的な事業者を複数選び、現行料金のままならば赤字経営になるかどうか調査していた。
　改定率は、本土地域が14.11％、離島地域は4.8％。初乗り運賃の上限値は本土地域で「1キロ590円」となり、従来より70円引き上げる。離島地域は「1.3キロ600円」で40円の値上げ。30分間走行した場合の運賃は、本土地域が2330円（現行2040円）、離島地域が1930円（1830円）となる。