阪神退団のジョンソン 2年500万ドルでパドレスと契約合意

日本時間12月23日23時31分、ESPNのジェフ・パッサンは日本プロ野球の阪神タイガースから自由契約となってメジャーリーグ復帰を目指していたピアース・ジョンソンがパドレスとの契約合意に至ったことをTwitterで報じた。パッサンによると、総額500万ドルの2年契約で、3年目は球団オプションになっているという。ジョンソンは日本球界で見事な活躍を見せ、複数年契約を手にしてメジャーに返り咲くことになった。

現在28歳のジョンソンは、2012年のドラフトでカブスから全体43位指名を受けてプロ入りし、2017年にメジャーデビュー。同年9月にウエーバーでジャイアンツへ移籍し、翌2018年は37試合に登板して43回2/3を投げ、3勝2敗、1ホールド、防御率5.56、36奪三振をマークした。

2018年シーズン終了後にフリーエージェントとなったジョンソンは、1年契約で阪神に加入。開幕からブルペンの一角を担って快投を続け、58試合で58回2/3を投げて2勝3敗、40ホールド、防御率1.38、91奪三振という見事な活躍を見せ、オールスター・ゲームにも選出された。シーズン終了後、残留交渉が難航し、今月初めに自由契約選手として公示されていた。

パドレスのブルペンは、絶対的守護神としてカービー・イエーツが君臨しているほか、今オフはセットアッパーとしてドリュー・ポメランツが加入。しかし、この2人以外は実績に乏しい若手投手がズラリと並ぶため、右腕のジョンソンは左腕のポメランツとともに左右のセットアッパー・コンビを形成する可能性もある。

なお、今オフは中日ドラゴンズから自由契約となったジョエリー・ロドリゲスもメジャーリーグ復帰の希望を叶えており、レンジャーズと2年550万ドル+球団オプション1年で契約。来季は筒香嘉智(レイズ)や山口俊(ブルージェイズ)だけでなく、ジョンソンやロドリゲスの活躍にも注目が集まりそうだ。

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