わがまち回顧 西彼中央支局 長与町制50年で40事業

竹あかりの温かい光の中、まつりを楽しむ参加者=長崎市長浦町

 2019年1月1日に長与町は町制施行50周年を迎えた。町主催事業のほか、町民自主企画事業では町で初開催のアクアスロン大会など計約40の記念事業で盛り上がった。
 村から町へ移行した際に約1万3千人だった人口は、その後の団地造成などを背景に今や約4万2千人。ただ7月に総務省が発表した人口動態調査によると、転出超過を意味する社会減少数が全国の町村の中でワースト1位だった。人口減少を食い止める魅力ある町づくりが期待される。
 長崎市琴海地区では地域を自分たちで盛り上げようとする人たちの活躍が光った。昨年まで38回続いた夏の一大イベント「琴海夏まつり」が今年は開かれないことを受け、地元商工業の若手グループが「琴海手づくり夏まつり」(8月)の実施に立ち上がった。竹筒に穴を開けて作った「竹あかり」約400個を会場で点灯。中学生はじめ多くの人が訪れ、温かい光の中で楽しいひとときを過ごした。
 他にも同地区では母親らによる年1回の子育て応援イベントが20回目を迎えた。さらにUターンの店主らも琴海に人を呼ぼうとマルシェを企画。どれも盛況で、地元愛あふれるイベントがめじろ押しだった。

◎主なニュース

 ▼長崎市立黒崎中が閉校、在校生は新設「外海中」へ▼三重商工会と琴海商工会が合併▼長与中央市場が40年の歴史に幕▼長与町議選は無投票、時津町議選は新町議16人が決まる▼西彼杵道路時津工区の久留里トンネル(仮称)が貫通▼長与町にある4年間使用中止の大型スライダー「再開にめど」▼時津町長選は現職の吉田義徳氏が無投票3選

© 株式会社長崎新聞社