阪神藤川、西武松坂&内海らベテランに期待、鷹サファテは… 今季達成が予想される投手記録

2つの大記録達成が期待される西武・松坂大輔【写真:編集部】

巨人のエース菅野は通算100勝まで残り13勝、西武のベテラン内海は2000投球回、1500奪三振なるか

 毎年球界をにぎわせる大記録の達成だが、今季も多くの記録に大手がかかっている。ベテランから若手まで、さまざまな投手が狙う達成間近の記録を選手別に見てみたい。

○内海哲也(西)2000投球回 1500奪三振
 昨季は1軍登板なしに終わる悔しいシーズンとなった内海。2000投球回まで残り31回、1500奪三振まで残り4奪三振と達成間近の記録が控える今季、どのような復活劇をみせるのだろうか。

○藤川球児(神)250セーブ 800試合登板
 39歳で迎える今季は、250セーブまで残り9セーブ、800試合登板まで残り34試合としており、どちらも達成が大いに見込める。昨季は防御率1.77と安定した投球で16セーブ、23ホールドを挙げ、年齢を感じさせない活躍を見せたが、今季も再び輝くか。

○宮西尚生(日)700試合登板
 2008年のプロ入り以来、シーズン50試合以上に登板し続けている宮西。残り16試合登板はクリアできる数字だろう。昨季は55試合に登板し、キャリアハイの43セーブを挙げたが、今季も再び守護神として活躍できるか。

○菅野智之(巨)100勝
 エースとして毎年2桁勝利を達成してきた菅野は、残り13試合で通算100勝に到達。昨季は故障もあって22試合登板で11勝6敗としたが、本来の実力でシーズンを過ごせれば13勝は期待できる数字だ。

○デニス・サファテ(ソ)250セーブ
 2018年に5セーブを記録した後、股関節の手術を受けて懸命なリハビリを続けているが、今季こそ復活し、節目の記録達成を期待したい。

西武に復帰した松坂大輔は1500投球回、1500奪三振に期待

○能見篤史(神)1500奪三振
 シーズン途中には41歳を迎える能見だが、残り23奪三振は難しい数字ではないだろう。昨季は51試合に登板し、1勝2敗、18ホールドを挙げ、41奪三振としていた。

○岸孝之(楽)2000投球回
 昨季は楽天入団後で最も少ない15試合登板にとどまったが、それでも93回2/3を投げた。節目の2000投球回までの50イニングは十分達成できそうだ。

○森唯斗(ソ)400試合登板 100セーブ
 ルーキーイヤーから6年連続で50試合以上に登板しており、400試合登板まで残り47試合というのは実現可能な記録と言える。さらに通算100セーブまで残り26セーブも今季中に達成できそうだ。

○西勇輝(神)1500投球回
 移籍1年目の昨季は10勝(8敗)を挙げてチームの3位滑り込みに貢献した西。2011年以降の登板回数からみれば、残り108回1/3は達成できる数字だ。

○松坂大輔(西)1500投球回 1500奪三振
 14年ぶりに古巣に復帰し、大きな注目を浴びる松坂の今季は1500投球回まで残り35回2/3、1500奪三振まで残り90奪三振と2つの記録が間近に迫る。かつてエースとして活躍した球場で大記録達成となるだろうか。

○千賀滉大(ソ)1000奪三振
 昨季はリーグトップの227奪三振を記録した千賀は、残り143奪三振で節目に到達。この4年間は150奪三振以上を挙げており、十分達成が期待できる。記録達成と共に5年連続の2桁勝利にも期待がかかる。

○山崎康晃(De)200セーブ
 ルーキーイヤーから守護神として活躍し続ける山崎は、現在163セーブとなっており、早くも200セーブまであと37セーブとなっている。昨季は30セーブを挙げたが、15年と18年にはシーズン37セーブを挙げており、チーム状況次第では達成不可能な数字ではない。(Full-Count編集部)

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