マーリンズがさらなる外野手補強 35歳のジョイスを獲得

日本時間1月27日、関係者がMLB公式サイトのマーク・フェインサンドに伝えたところによると、マーリンズはフリーエージェントのベテラン外野手、マット・ジョイスと契約を結ぶことで合意に達したようだ。MLBネットワークのジョン・ヘイマンが第一報を伝えたが、契約条件についての詳細は現時点では明らかになっておらず、球団からの正式な発表も行われていない。昨季は限られた出場機会のなかで好成績を残しており、メジャー契約となる可能性もありそうだ。

現在35歳のジョイスは、昨季ブレーブスで129試合に出場して打率.295、7本塁打、23打点、OPS.858の好成績をマーク。出場試合数は2年ぶりに3ケタとなったが、129試合で238打席という数字が示すように、あくまでも控え外野手兼代打の切り札という扱いであり、投手の代打として登場し、そのまま退くケースも多かった。守備に就いたのは右翼33試合、左翼4試合だけだった。

アスレチックスでプレイした2018年は故障の影響もあって調子が上がらず、83試合でOPS.675に終わったものの、その前年は141試合に出場して25本塁打、OPS.808を記録。パイレーツでプレイした2016年にも140試合で出塁率.403、OPS.866の好成績を残している。左腕を苦手としているため、出場機会の大半は対右腕に限られているが、対右腕用のプラトーン要員としてはまだまだ一流の働きを期待できる存在である。

マーリンズは今オフ、正左翼手としてコリー・ディッカーソンを獲得。中堅には本格開花を期待されるルイス・ブリンソン、右翼には主力打者のブライアン・アンダーソンが入る見込みであり、ジョイスの役割は不透明だ。昨季と同様に代打での起用が中心となり、ディッカーソンやアンダーソンの休養時に外野の両翼を守る可能性が高いものの、右打者のヘスス・アギラーとの併用で一塁手としてプラトーン起用される可能性もありそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.