インターンシップで茶髪はNG?黒髪をおすすめする理由と実際の髪色

インターンシップに茶髪で参加するのは、おすすめできません。特に男性は黒髪が原則で、女性でもダークブラウンまでが無難な髪色と言われています。今回の記事では、先輩学生の声や人事担当者の意見、企業がインターンシップを実施する目的を確かめ、インターンシップの髪色・髪型について解説しています。

インターンシップは茶髪より黒髪がおすすめ

キャリタス就活2020によると、インターンシップに参加する学生は増加傾向にあり、2020年卒の学生の86.2%が参加しています。

(参照元:インターンシップに関する調査|キャリタス就活2020,P1)

また、リクルートキャリアによると、学生が参加するインターンシップ企業数は、平均で4社を超えており、多くの学生が、多くの企業のインターンシップに参加していることが分かります。

(参照元:『就職白書2019』|リクルートキャリア,P30)

これらのことから、インターンシップは学生にとって欠かせない活動だと分かるでしょう。だからこそ、髪の色にまでこだわっていきたいものです。ここでは、「先輩の声」「人事担当者の印象」「企業の目的」の3つの視点からインターンシップに参加するときの髪色について考えていきましょう。

インターンシップに参加した先輩の声

2018年に就職ジャーナルが、500人の内定者にアンケートを取った結果を見ると、75%の学生が黒髪で就活をしていることが分かります。インターンシップは就職活動とは異なりますが、採用活動の一環として捉えている企業もあります。そのことを考えると、インターンシップに参加するときの髪色は、黒髪がおすすめと言えるでしょう。

(参照元:【内定者500人に聞いた】就活中の髪色、黒髪と茶髪どっちで臨んだ?いつどこで染めた?|就職ジャーナル)

茶髪が人事担当者に与える印象

2019年にJOBRASSが111人の人事担当者に対して行った調査によると、半数以上の人事担当者が、インターンシップに参加する学生の茶髪はNGとしています。

(参照元:【人事に聞く】インターンで茶髪はNG?その理由は?【印象が悪い?】|JOBRASS新卒)

また、美容室チェーンAgu.グループが2019年3月、人事担当者の200人にアンケートを取った調査によると、63%の人事担当者が新入社員の髪型を気にしています。

(参照元:【新入社員の髪型に関する意識と実態調査】人事担当者の半数以上が新入社員の髪型について気にしている?仕事ができそうな印象を与えるにはパーマをかけないことがカギ!|PRTIMES)

つまり、人事担当者の2人に1人は、髪色や髪型を気にしているということが分かります。大学などで髪の色があまり目立たない場合でも、スーツに身を包んで会社に行ったら、周りに比べて髪色で目立つということも十分考えられます。

企業がインターンシップを行う目的

企業がインターンシップを行う目的は、大きく分けて2つあります。1つは、「企業・業界に対する理解を促すこと」、もう1つは、「採用活動につなげること」です。2019年2月にリクルートが発表した調査結果によると、40%以上の企業が「採用を意識し学生のスキルを見極める」、「入社意欲の高い学生を絞り込む」ことをインターンシップを実施する目的に挙げています。

(参照元:就職白書2019|就職みらい研究所,P15)

採用活動につながっていることを考えると、就職活動と同じ気持ちでインターンシップに参加した方がプラスであると考えることができます。

【男女別】インターンシップ参加時の髪色

ここでは、男女別のインターンシップ参加時の髪色を細かくご紹介します。男性は黒髪が原則、女性はダークブラウンまでなら許容範囲です。ただ、どちらにしても黒髪が無難であることは心にとどめておきましょう。

男性は黒髪が原則

男性は、ほとんどの業界で黒髪が一般的です。特に、ホテル系や医療系、公務員、金融系などは黒髪は原則でしょう。例えば、高級ホテルのフロントが、茶髪だったらどのように感じるでしょうか? 市役所の窓口担当者が茶髪だったらどうでしょうか? 誠実さや清潔感を求められる職業は、特に髪色には厳しいと考えておきましょう。

女性はダークブラウンまで

女性は、男性よりも髪色に関する許容範囲が広いです。大半の業種では、ダークブラウンまでであれば問題ないでしょう。また、ファッション系や美容系、ベンチャー系などでは、ナチュラルブラウンやそれより明るい色でもOKの場合があります。髪色に迷ったら、インターン先企業のオフィシャルホームページを見て、社員の方の髪色を確認することをおすすめします。社員の方の髪色に合わせれば、人事担当者に大きな違和感を与える可能性は低くなるでしょう。

インターンシップ参加時の髪にまつわる3つのポイント

髪の色について確認したところで、髪の色、髪型の直し方を解説します。

できるだけサロンで染め直そう

インターンシップの参加に当たって髪を染め直す場合は、できるだけサロンを利用するようにしましょう。なぜなら、セルフで行うと、色にムラが出る可能性があるからです。インターンシップや就職活動の際に大切なのは、「清潔感」です。髪色にムラがあると、清潔感が損なわれてしまいます。その結果、せっかく染め直したにもかかわらずマイナスの評価を受けてしまう可能性もあります。

サロンに行くのはお金がかかりますが、ムラなく染められる、プロに相談できる、カラーバリエーションが豊富であるメリットを加味すると、サロンがおすすめです。

髪型にも気を配る

髪色と同じくらい気を配りたいのが「髪型」です。男女ともにパーマは避けた方が無難でしょう。なぜなら、パーマはカジュアルな印象を与えるため、ビジネスの場には適していないと考える人もいるからです。

男女ともに、清潔感を意識した髪型がおすすめです。男性であれば、前髪は眉毛にかからない長さ、襟足はシャツの襟にかからない長さ、サイドは耳を出すようにすると清潔感があります。女性であれば、セミロングのストレートが好印象と言われています。長いようであれば、束ねて清潔感を演出しましょう。また、前髪は目にかからないようにピンで留めておでこを出すと明るさを表現することができます。

インターンシップの期間と業界も考える

インターンシップの期間によっても髪色への意識は変わります。1ヶ月以上のインターンシップであれば、社員の方と同じように働く可能性が高く、働いている間は社員の一員として見なされます。そのため、1DAYインターンや短期のインターンシップよりも、身だしなみに対する高い意識が求められるでしょう。

また、業界でも身だしなみに対する考え方は異なります。「誠実さ」「公平性」「清潔感」が求められる業界は身だしなみに関して厳しい場合が多いです。逆に、見た目を売りにしている業界や社外の人と会う機会が少ない業界は、身だしなみに関して寛容であることが多いでしょう。

身だしなみに厳しい	医療系、教育系、福祉系、ホテル系、金融系(銀行や商社)、公務員、百貨店
身だしなみに寛容	アパレル系、美容系、IT系(エンジニア、デザイナーなど)、芸術系、ベンチャー企業

ただし、あくまでも全体的な傾向なので、迷ったら黒髪にするのが安全策と言えるでしょう。そして、企業説明会・業界説明会や企業のホームページから、その会社の社風を把握して、寄せていくことが大切です。

まとめ

インターンシップに茶髪で参加するのはおすすめできません。なぜなら、人事担当者の2人に1人は髪色を気にしており、インターンシップに参加した先輩学生も4人に3人は、就職活動の際は黒髪にしているからです。ただ、業界や社風によって、「常識」は変わります。企業研究のつもりでホームページをのぞいたり、企業説明会に足を運んでみると雰囲気を知ることができるかもしれません。

参考

【新入社員の髪型に関する意識と実態調査】人事担当者の半数以上が新入社員の髪型について気にしている?仕事ができそうな印象を与えるにはパーマをかけないことがカギ!|PRTIMES

1dayインターンや就活で茶髪はあり?黒染めした方がよいの?パーマや髪色など就職活動の身だしなみを解説!|PASONA

インターンに茶髪でいくのはあり?なし?|インターンシップガイド

インターンシップで茶髪はNG?茶髪から黒染めする時の注意点と髪型マナー|センケンjob新卒

インターンは黒髪じゃないとダメ?茶髪はどうなの?|Infraインターン

【内定者500人に聞いた】就活中の髪色、黒髪と茶髪どっちで臨んだ?いつどこで染めた?|就職ジャーナル

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