新型肺炎 感染疑い相談窓口 長崎県内の全保健所に設置

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、長崎県は7日、県庁で担当課長会議を開いた。県は感染疑いがある人を診療体制が整った医療機関につなげるための専門相談窓口「帰国者・接触者相談センター」について、佐世保市に次ぎ、長崎市など県内9カ所の保健所に設置したと報告した。
 相談センターは、発熱やせきなどの症状があり、中国湖北省に滞在歴がある人や濃厚接触した人などが対象。受付時間はいずれも午前9時~午後5時半まで。土日祝日は長崎、佐世保両市の保健所を除き、県庁が窓口となる。
 県医療政策課によると、感染疑いの人を診察する「帰国者・接触者外来」については、既に県内八つの医療圏で担当する医療機関を選定した。
 会議では、県産業政策課と経営支援課が、新型コロナウイルスの影響を受けた中小企業の経営や資金繰りに関する相談窓口を設置したことも報告した。

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