語学不問の海外求人ってあるの?おすすめの求人サイト5選をご紹介!

語学不問の海外求人は、日本語教師や保育士、日系企業のオフィスワークなどを中心にあります。また、アジアでの求人が多いのが特徴です。今回の記事では、語学不問の海外求人で多い職種をご紹介し、海外求人を検索できるサイトを5つ解説します。

語学不問の海外求人の種類

語学不問の海外求人とは、仕事上で日本語以外話せる必要のない求人のことです。つまり、仕事で使う言葉が「日本語」であることを意味しています。そのため、専門技術を持って海外で働く人や企業の駐在員とは違い、給与や待遇は低くなります。

それを踏まえた上で、語学不問の海外求人に多い職種をご覧ください。雇用先は日系企業か、日本人駐在員相手に仕事をしている企業のどちらかになります。

日系企業の事務やコールセンター

まずは、海外に進出している日系企業の事務担当や、コールセンターを海外に設けている企業の日本人スタッフといったオフィス系の職種です。

日系企業の事務担当は、駐在員の事務手続き全般を行います。本社とのやり取りも多いため、日本語が話せることが重要です。

また、コールセンターの日本人スタッフは、電話口の相手は日本人となります。そのため、仕事では日本語しか使いません。日本人らしい気配りのある対応をすることで、重宝される可能性が高いです。

日本食レストランのスタッフ

日本食レストランのスタッフは、ホールスタッフかキッチンスタッフかに分けられます。ホールスタッフは、簡単な現地の言葉を覚える必要がありますが、語学不問で募集していることもあります。

キッチンスタッフは、調理師免許などがあればいいですが、なくても日本の飲食店でアルバイトをするのと同じ感覚で仕事をすることができます。キッチン内では、同僚が日本人か外国人かによって使う言語も異なりますが、外国人と一緒に働いたとしても、2~3ヶ月もすれば簡単なコミュニケーションは可能になるでしょう。

また、飲食店の業務内容はマニュアル化されていることが多いので、よく使う言葉さえ覚えてしまえば働くことはできます。

保育士や日本語教師などの教育関連

教育関連でも、語学不問の求人があります。まず、日本人の駐在員が多い国では、保育士やシッターなどの求人があります。小学校になれば日本人学校が始まりますが、日本人学校に入学するまでの段階では、家庭での教育がすべてになります。そのため、ほかのお子さんと触れ合えたり、出かけるときに子どもを預かってもらえる人や施設は重宝されます。また、小学生や中学生などの習い事や塾の先生の求人もあります。

日本人のみならず、外国人に対しても需要があるのが日本語教師です。日本語教師は、現地の言葉が話せる必要がある場合と、現地の言葉を話せなくてもいい場合の2パターンがあります。

基本的には、現地の言葉を話せる必要があるでしょう。なぜなら、日本語を全く話せない人に日本語を教えるには、日本語だけの指導では難しいからです。逆に、ある程度日本語を話せる人に日本語を教える場合は日本語で授業をすることができるため、現地の言葉がほとんど話せなくても仕事をすることはできます。

ツアーガイドなどの旅行関連

日系の旅行会社で、日本人の受け入れを行っている場合は、ツアーガイドやカウンタースタッフとして働くことができます。また、旅行先でトラブルが起きたときの相談窓口として働くこともできるでしょう。

ただ、現地の言葉を話せない以上、現地スタッフとはより緊密に連携していく必要があります。語学不問ではありますが、現地の情報をいち早くキャッチできる人脈、トラブルの際に対応できる経験や判断力が必要になります。

語学不問の海外求人を探せるサイト5選

語学不問の海外求人を探すには、大手転職エージェントや求人検索エンジンを利用するのがおすすめです。また、アジアでの求人に特化したサイトもあるので、アジアで働きたいと考えている方は、エリアを絞って探すと効率的に求人を見つけることができます。

あらゆる求人が載っている「求人ボックス」

求人ボックスは、求人検索エンジンの1つで、さまざまな求人を調べることができるサイトです。「海外勤務 語学力不問」で検索すると、3,000件以上の求人案件がヒットします(2020年2月時点)。一般的な求人サイトと大きく違うのは、その圧倒的な求人数の多さでしょう。

例えば、ベトナム人向けの日本語講師や日系企業での営業職、管理マネージャー、ラーメン店のスタッフなど、多種多様な求人があります。

参考

海外勤務 語学力不問の求人情報|求人ボックス

アジアに特化した「カモメアジア転職」

カモメアジア転職は、リクルートが母体となるアジアに特化した転職サイトです。2020年1月末時点の求人件数は、1,538件あります。

エリア(国)や職種から検索することが可能で、エリアで見ると、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア、シンガポール、香港・マカオはいずれも求人件数100件を超えています。なお、中国に関しては「カモメ中国転職+アジア」という独立したサイトがあり、求人件数は600件以上となります。

アジア以外の求人はありませんが、アジアに特化しているからこそ、アジアで働くためのコラム記事などの情報が充実しています。

参考

語学不問の新着求人|カモメアジア転職

トップページ│カモメ中国転職+アジア

リクルートの海外ブランド「RGF HRエージェント」

リクルートグループの中でもアジアの海外求人に特化しているのが、RGF HRエージェントです。特徴は、海外にオフィスがあるという点です。香港をヘッドオフィスとして、シンガポール、ベトナム、インドネシア、タイ(2支店)、中国(7都市)、インドにオフィスがあります。

また、「語学力不問」「海外駐在案件」「シニア向けの案件」などテーマ別に検索することができるので、目的に合った求人を見つけやすいです。なお、語学力不問の案件は141件あります(2020年2月時点)。

参考

アジアの語学力不問求人一覧|RGF HRエージェント

幅広い求人がある「マイナビ転職グローバル」

マイナビ転職グローバルは、転職エージェントのグローバルサイトの中でも求人件数が最大規模を誇り、アジアを中心とした求人が掲載されています。「語学力不問」の求人件数は50件前後と少ないですが、事前審査をパスした企業のみを掲載しているので、掲載されている求人の内容は信頼することができます。

また、マイナビ転職に登録することで転職サービスを受けることができるので、海外転職を含めた転職経験がない方にはおすすめのサイトです。

参考

「語学力不問」もしくは「語学不問」を含む求人・転職情報|マイナビ転職グローバル

海外営業で英語不問「en ミドルの転職」

en ミドルの転職は、ミドルクラスからハイクラスの方がメインに利用する転職エージェントです。営業の実績があり、海外営業に興味がある方であればおすすめです。

「海外営業 英語力不問」で検索すると、約30件の求人がヒットします(2020年2月時点)。勤務地は日本国内であることが多いですが、海外に赴任する可能性がある求人も混じっているので、求人掲載企業の今後の経営方針などを加味しながら検索することをおすすめします。

参考

海外営業/英語力不問の転職・求人情報一覧|en ミドルの転職

まとめ

語学不問の海外求人は、日系企業のオフィスワークや日本人を顧客としている企業であることがほとんどです。そのため、駐在員や専門的な資格を持っている人に比べると給料が低かったり、福利厚生が不十分だったりします。また、語学ができないと、現地の生活になじむのに時間がかかる可能性もあります。

しかし、海外で働きたいという気持ちが強いのであれば、「語学不問」を入口にすることで海外で働くチャンスは拡大します。ご自身が、「海外で語学不問の職種に就いて働くことによって何を得たいのか」を考え抜いて、無理なく希望に合った仕事を見つけられるようにしてください。

参考

未経験OK・語学不問の海外求人特集|iconicJob

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