鷹の元米ドラ1スチュワート「興奮していた」 最速153キロで2回無失点“デビュー“

2回無失点で“1軍デビュー”を飾ったソフトバンクのカーター・スチュワートJr.【写真:福谷佑介】

150キロ台を連発し、1イニング目はアウト3つ全てを三振で奪う

 ソフトバンクのカーター・スチュワートJr.投手が最速153キロの“1軍デビュー”を飾った。宮崎キャンプ第5クール最終日の20日に行われたキャンプ3回目の紅白戦。スチュワートは白組の2番手として初めてA組の実戦マウンドに上がった。

 右腕から繰り出される剛球にファンもどよめいた。その直球は威力十分。ルーキー佐藤への注目の初球はいきなり151キロをマーク。最後は150キロの真っ直ぐで空振り三振に打ち取り、最初のアウトを取った。

 続く柳町には右前安打を許したが、続く九鬼にはこの日最速の153キロを投じ、最後は151キロで空振り三振。周東は変化球で見逃し三振に切って取り、1イニング目は3つのアウト全てを三振で奪った。2イニング目は先頭の今宮に四球を与え、盗塁も許したが、松田宣を右飛、バレンティンを三ゴロ、真砂を三直に打ち取って無失点。初めてのA組での紅白戦登板は2回1安打1四球で無失点だった。

 降板後、スチュワートは「楽しみにしていた。変化球も全て良かったと思う。球数が多かったのは気になったけど、それは次に向けて修正したい。初めは興奮していてスピードが出た。2イニング目は打たせて取るように心がけたよ」と、この日の投球を振り返っていた。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

© 株式会社Creative2