ウイリアムズF1、ラッセル&ラティフィが『FW43』に好感触「1周目から自信を持つことができた」

 2月19日、スペインのバルセロナ-カタロニア・サーキットで2020年シーズンの第1回F1プレシーズンテストが始まった。

 2019年はテスト開始までにマシンが間に合わず、途中からの参加となったウイリアムズだったが、今年は2月17日に新マシン『FW43』の公開とシェイクダウンを済ませてテスト初日から走行に参加した。

 午前の走行を担当したのは、ウイリアムズで2年目のシーズンを迎えるジョージ・ラッセル。73周を走りこみ、ベストタイムは6番手(総合9番手)となる1分18秒168だった。

 ラッセルは、マシンのフィーリングは良く、昨年からの改善が見られると語ったが、ウイリアムズが全体のなかでどのあたりにいるのかがわかるのは第2回目のテストが終了した後になるだろうと考えている。

「午前中の走行には満足している。73周を走り、フィーリングはポジティブだったよ。僕たちは集中的なプログラムを計画し、テスト開始からコースに出ることが重要だった。そうすれば1日の予定を進めていけるからね」

「全体的なマシンのハンドリングははるかに良いよ。1周目から限界までマシンをプッシュするための自信を持つことができた。『FW43』には昨年からの改善が見られる。ラップタイムは重要だけど、僕たちがどのあたりにつけているのかということは、来週の終わりになるまで分からないだろう。全体的に午前中はとても充実していた」

「僕たちはプログラムに集中し、テストを最大限に活用する必要があるだけだ。僕たちは新シーズンに向けて興奮しているよ。2020年は競争に加われると確信している」

ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)

 午後はルーキーのニコラス・ラティフィが63周を走り、タイムは1分18秒382と総合12番手だった。ラッセルと同じくラティフィもマシンの改善を感じたといい、初日を満足して終えることができたと話した。

「全体的に、テスト初日をチームとともにとてもポジティブなものにすることができた。マシンが昨年よりも一歩前進していると間違いなく感じることができた」

「冬の間のチームのハードワークに感謝したい。それぞれのテスト日に努力を重ねて、どのようにマシンが反応するか、さらにパフォーマンスを出すことができるか、学んでいかなければならない。全体的に初日の走行にはとても満足しているよ」

 テスト2日目となる2月20日は、終日ラッセルがテストを担当する。

ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)

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