メクル第438号 閉校する雲仙小で写真展 今も昔も みんな仲良し

教室に飾られた写真に笑顔を見せる卒業生=雲仙市立雲仙小

 3月に閉校(へいこう)する雲仙(うんぜん)市小浜(おばま)町の市立雲仙小(本村日登生(もとむらひとお)校長、11人)で16日、閉校記念式がありました。多くの卒業生が訪(おとず)れるのに合わせて、同校の“今”を切り取った写真展(てん)が教室で開かれました。
 同校は1887(明治20)年に創立(そうりつ)し、今年で133年になります。1947年からは雲仙小、雲仙中(2008年に閉校)となり、小学生と中学生が同じ校舎(こうしゃ)で学んできました。
 写真展は、雲仙中の生徒が使っていた教室でありました。卒業生たちは久(ひさ)しぶりに訪れた教室の風景に「こんなに狭(せま)かったっけ」「ここにストーブあったよね」などと懐(なつ)かしそう。
 諫早(いさはや)市の吉田理恵(よしだりえ)さん(56)は「男子といつもけんかばかりしてたけど、今でもみんな仲がいい。これが雲仙っ子」と笑顔。在校生(ざいこうせい)らの元気な姿(すがた)を撮影(さつえい)した約60枚(まい)の写真に「今も昔も、やっぱり仲良し」と目を細めていました。

「こがん感じやったっけ」。懐かしの教室で席順を確認する卒業生

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