決裁受けずに許可書を送付 佐世保市、係長を処分

 佐世保市は22日、決裁を経ずに書類を送付したり、公印を押すなどしたとして、土木部係長の50代男性職員を、20日付で減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にしたと発表した。管理監督責任として、50代の男性部長と50代の男性次長、50代の男性係長を文書訓告とした。
 市職員課によると、職員は昨年4月、部長らの決裁を経ずに道路占用許可書と納付書を各2235通、督促状を415通、申請者に送った。許可書には、次長と係長の確認を得ずに公印を押した。10月の定期監査で発覚。決裁文書の提出を求められた際には、当初から作成していたように見せかけて提出した。職員は「発送件数が多く、時期が迫っており、作業に追われたため」と話しているという。

 


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