職務経歴書の日付に関する書き方のポイントとは?

職務経歴書は、履歴書と共に転職活動をするときに必要な書類の1つとして挙げられます。内容はこれまで就業において携わった仕事や身につけたスキルなどを時系列でまとめていきますが、それらと一緒に日付の表記も必要です。こちらの記事では、職務経歴書の日付を表記するときのポイントや情報についてまとめてご紹介します。

職務経歴書とは?

職務経歴書とは、A4サイズの用紙に1~2枚のボリュームで自身の職務経験・持っているスキルや資格・自己PRをメインに記載した応募書類です。履歴書の職歴や資格部分などの詳細内容を記しているのが職務経歴書となります。

職務経歴書に書くべき項目および内容

職務経歴書に書くべき項目は以下のとおりです。

1. タイトル:「職務経歴書」と記載
2. 日付:提出日や投函日の日付になっているかチェック必須
3. 氏名
4. 職務経歴:編年体式(=業務経験を時系列の切り口から記す書式)・逆編年体式(=直近の経歴から記す書式)・キャリア式(=職務内容ごとに経歴を記した書式)の3つから選択
5. 勤務先の企業:直近または現在の企業名と在籍期間の情報
6. 職務内容:アサインされた仕事内容
7. 職務実績:営業職であれば営業成績を記載
8. 自己PR

上記の項目の中ではタイトルと氏名以外の項目について、日付を記載します。

職務経歴書に日付を書く理由とは?

職務経歴書に日付を書く理由は、求職者のこれまでの職務経験において、どのくらいの期間在籍していたのか(※在職中であれば、いつから在籍しているのか)という点と、実際にどんな仕事を担当してきたかなどの正確な情報を採用担当者と共有するためです。

仮に職務経歴書の日付に間違いを書いてしまうと、求職者の経験情報が伝わらないこともあるので、注意が必要となります。

職務経歴書の日付に関する書き方の6ポイント

職務経歴書の日付を書くときのポイントは、以下の6つです。

タイトル「職務経歴書」のすぐ下に作成した日を書く

職務経歴書には、まず冒頭に「職務経歴書」と中央揃えでタイトルを記載します。タイトル部分のすぐ下の行には、右寄せで作成した日にちを書くのが基本的な流れです。なお、作成日の注意点については、後述で説明をします。

企業での在籍期間を書く

職務経歴書における企業の在籍期間については、「2015年4月~2018年5月」といった年月を入れた書き方(※〇日までの記載は不要)にするのが基本です。職務経歴書をチェックする側が「いつから、いつまで」ということがすぐ分かるようにしていきます。

また、退職しておらず企業に勤務している場合も職務経歴書に入れる項目として含まれるので、「2015年4月~現在」という書き方にします。

資格を取得した日付を書く

職務経歴書には、TOEIC・英検・MOS(=Microsoft Office Specialist)など実務上、活用できる資格を優先的に記載。必ず級やスコア取得から月日が経過している資格から記載します。

日付の年号は西暦・和暦のどちらかに統一する

職務経歴書の日付で最も注意したいのが、年号の表記です。同じ書類に「2019年」や「令和元年」を混在させず、西暦か和暦のいずれかに年号を統一しましょう。

職務経歴書に記載されている年号の表記が、場所によって和暦だったり、西暦だったりすると、採用担当者側に「大雑把な人材」と思われるかもしれません。

メール送付および直接提出なら提出日を日付にする

職務経歴書のタイトル下の日付については、メールなら送付する日付を、直接手渡しなら提出日を記載するのが基本です。

最近は、過去に作成した職務経歴書をパソコンに保存して流用する人も多いため、日付の部分を変更し忘れたというケースもあります。送付や提出する前に日付が古くなっていないかどうか最終確認しておきましょう。

郵送するならポストに投函する日付にする

職務経歴書をメールや手渡しで提出するだけでなく、中には郵送で提出するというケースもあります。その場合は、ポストに投函する日付を記載します。

職務経歴書を書く前に準備したいこと

採用担当者にインパクトを与える職務経歴書を書く場合に、前もって準備しておきたいことは次のとおりです。

自己分析をする

職務経歴書を書く前に、自分がどのような人間であるかということをあらためて見つめ直し、分析することをおすすめします。自己分析した内容をピックアップすると職務経歴書に書く内容が思い浮かぶかもしれません。

これまでの仕事で取り組んだことをまとめる

職務経歴書には、これまでの仕事においてどのようなことに注力し、取り組んできたかということを記します。アサインされた仕事の数に関係なく、取り組んだ仕事内容について専門用語をなるべく使わない方法で分かりやすくまとめていきましょう。

自分の強みをピックアップし、まとめる

自分の強みを職務経歴書に書くことは、採用担当者へ向けたアピールへつながる大切な項目です。書き方次第で、ほかの応募者との職務経歴書の内容と差別化を図れます。

そして、強みというのは、長所にも相当しますので、これまで自分の人生を振り返り、周りからどのようなときに褒められたり、感謝されたりしたか思い起こしていきましょう。

おすすめの職務経歴書フォーマットサイト3選

職務経歴書を書く際は、Wordで一から作成するのもいいですが、レイアウトの調整が負担になることもあるかもしれません。やはり、職務経歴書を効率よく仕上げるには、フリーのフォーマットを活用することをおすすめします。おすすめのフォーマットサイトは次の3つです。

リクナビNEXT

リクナビNEXTは、就職エージェントの老舗・リクルートが運営する転職向けの媒体です。第二新卒や既卒歓迎の求人だけでなく、転職成功の有益な情報も満載。下記のリンクをクリックすると、職務経歴書フォーマットのダウンロードページにたどり着きます。

公式ホームページ

職務経歴書をかんたん作成!フォーマットダウンロード&書き方見本集|リクナビネクスト

doda

doda(デューダ)は、パーソルが運営する日本最大級の転職媒体として位置づけられています。多数の転職向けの求人があり、中には非公開求人情報もあります。

そして、職務経歴書のフォーマットページには、用紙のダウンロードだけでなく、職種・業種・ステージにグルーピングされたサンプルが豊富。書き方で迷った人も自分の職種や業種から確認しやすいのがポイントです。

公式ホームページ

【ニーズ別】職務経歴書のフォーマット・テンプレート~ダウンロードしてすぐに使える~|doda

パソナキャリア

パソナキャリアは、取引実績企業・16,000社以上の求人情報を扱う転職エージェントです。大手から優良企業・ベンチャー企業までの求人を公開しています。

下記のページは、職務経歴書の書き方が掲載されているだけでなく、職種別の職務経歴書の書き方の見本やフォーマットのダウンロードページにもたどり着きます。営業部門に関しては、個人営業や法人営業というようにより細かく分類されているのがポイントです。

公式ホームページ

職務経歴書の書き方見本&フォーマットテンプレートダウンロード|パソナキャリア

まとめ

職務経歴書は、転職活動をするときに履歴書と一緒に提出する書類です。内容に関しては、履歴書の職歴・資格・志望理由などをさらに詳しく記載し、A4サイズで1~2枚で収まる内容に仕上げていきます。

職務経歴書を作成する場合、いくつか注意点もあります。その中で日付の記載に関しては、元号を西暦か和暦のいずれかに統一することと、企業の在籍期間や提出日を間違えないようにすることに気をつけましょう。特に以前から使い回している職務経歴書は、日付の修正をし忘れることもあるので、提出前に目視でチェックしておくことをおすすめします。

参考

「シニアの就活」成功した人が切り替えた視点|東洋経済オンライン

人事が欲しがる転職者「職務経歴書」に3つの共通点|NIKKEI STYLE

MOSとは|MOS公式サイト

業界最大級の求人数が、“転職成功の秘訣”です。|doda(デューダ)

求人公開企業社名検索|パソナキャリア

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